/ 詳細
検索 (期間指定)
期間
亜州リサーチFacebook公式ページ 亜州リサーチYoutube公式チャンネル 亜州リサーチ公式X 亜州リサーチ公式Instagram

2025/09/22 10:43

香港株:反落、ハンセンは116ポイント安 無料記事

ハンセン指数           26429.22 -115.88 -0.44%
中国本土株指数(旧H株指数) 9420.08 -52.27 -0.55%
H科技(テック)指数       6248.18 -46.24 -0.73%

 週明け22日の香港マーケットは、日本時間の午前10時34分現在、主要指標のハンセン指数が反落している。投資家心理がやや悪化する流れ。中国の金融緩和期待が後退している。朝方公表された実質的な政策金利となる9月の最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」に関しては、銀行貸出の指標となる1年物LPRが3.00%、住宅ローン金利の指標となる5年物LPRが3.50%と4カ月連続で据え置かれている。中国人民銀行(中央銀行)は緩和を急がない構えだ。予想通りとはいえ、米国が利下げ再開に舵を切っているだけに、投資家の失望を呼んでいる。
 ただ、下値は限定的。米中関係の改善期待が支えとなっている。ショート動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の米国事業売却を巡り、トランプ米大統領と習近平・国家主席は19日に電話会談を行った。TikTokの米事業売却について、習氏は「中国政府は企業の希望を尊重する」とコメント。トランプ氏は売却承認に謝意を示している。また、トランプ氏は自身のSNSに、今年10月末に韓国で開かれるAPEC(アジア太平洋経済協力会議)で習氏と対面での会談を行うことで合意したと投稿した。
 個別では、ショート動画投稿アプリの快手科技(クアイショウ・テクノロジー:1024/HK)が4.8%安。中国当局が同社などに、コンテンツ管理に関しての警告を発したことがマイナス材料だ。ほか、主要銘柄の値下がり率は、安踏体育用品(ANTAスポーツ・プロダクツ:2020/HK)が4.4%、中国中信(CITIC:267/HK)が3.2%、東方海外(オリエント・オーバーシーズ:316/HK)が3.2%、創科実業(テクトロニック・インダストリーズ:669/HK)が3.0%など。


内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。

関連ニュース同じカテゴリーのニュース