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2025/09/22 11:03

本土株:上海総合は0.1%安で3日続落、深センB株は0.3%高 無料記事

 週明け22日の中国本土マーケットは、日本時間の午前10時41分現在、主要指標の上海総合指数が前営業日比2.14ポイント(0.06%)安の3817.95ポイントと小幅に3日続落している。
 中国の金融政策動向が重しとなる流れ。朝方公表された実質的な政策金利となる9月の最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」に関しては、銀行貸出の指標となる1年物LPRが3.00%、住宅ローン金利の指標となる5年物LPRが3.50%と4カ月連続で据え置かれている。予想通りとはいえ、米国が利下げ再開に舵を切っているだけに、中国人民銀行(中央銀行)が緩和を急がないスタンスを続けていることが懸念された。
 ただ、下値は限定的。米中関係の改善期待が支えとなっている。ショート動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の米国事業売却を巡り、トランプ米大統領と習近平・国家主席は19日に電話会談を行った。TikTokの米事業売却について、習氏は「中国政府は企業の希望を尊重する」とコメント。トランプ氏は売却承認に謝意を示した。貿易交渉自体の進展は乏しかったものの、両国が対話を継続するとの見方は強まっている。
 主要銘柄の値下がり率は、東鵬飲料(605499/SH)が3.0%、山西杏花村フェン酒(600809/SH)が2.9%、中国船舶工業(600150/SH)が1.4%、中国電信(601728/SH)が1.2%など。
 外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.90ポイント(0.34%)高の261.58ポイント、深センB株指数が3.50ポイント(0.26%)高の1345.71ポイントで推移している。


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