2026/01/27 08:53 NEW!!
好悪材料が入り混じる中で神経質な値動きか、中国指標を注視 
◆27日の香港マーケットは、好悪材料が入り混じる中で神経質な値動きか。(亜州リサーチ編集部)
外部環境は依然として不透明感がくすぶる状況。米国の覇権主義が世界経済に及ぼす影響が不安視されている。反米ベネズエラのマドゥロ大統領を拘束・移送した米国は、デンマーク領グリーンランドの支配権を巡り欧州と政治的に対立しているほか、中国と関税引き下げで合意したカナダとの間でも通商対立が激化しつつある状況だ。そのほか、トランプ米政権の移民取り締まりに野党・民主党の議員が反発し、米連邦政府の予算案成立が暗礁に乗り上げていることもマイナス。月内に予算案が成立しなければ、政府機関の一部が再び閉鎖することとなる。
ただ、米株の上昇は好材料。26日の米株市場は。主要指標のNYダウが前営業日比0.6%高と反発し、ハイテク株比率の大きいナスダック指数は0.4%高と4日続伸した。今週中に決算報告するメタプラットフォームズやアップルなどハイテク大手に業績期待の買いが入り、全体相場を支えている。もっとも、米関税政策や予算案協議など不安要素もあり、上値は限定された。中国銘柄はさえない。中国企業のADR(米国預託証券)で構成されるナスダック・ゴールデン・ドラゴン中国指数(HXC)は0.6%安続落している。主要な香港との重複上場銘柄では、禾賽科技(ヘサイ・グループ:HSAI/NASDAQ、2525/HK)が10.1%安、小馬智行(ポニーAI::PONY/NASDAQ、2026/HK)が5.8%安、百度(バイドゥ:BIDU/NASDAQ、9888/HK)が3.3%安と下げが目立った。
内部環境には好悪材料が入り混じる。人民元高が進行していることはプラスだ。中国人民銀行(中央銀行)は26日、人民元相場の対米ドル基準値を2日続けて元高方向に設定。外国為替市場で人民元相場が2023年5月以来の高水準で推移する中、市場の一部では、一段の元高も予想されている。また、当局は人民元の国際化にも注力。中国人民銀行(中央銀行)の鄒瀾・副総裁は26日、中国・香港市場の連携強化を進め、香港で元建て国債先物の導入を推進すると述べた。
一方、指標発表は気がかり。中国ではきょう27日(日本時間10時半ごろ)に12月の中国工業企業利益、31日に1月の製造業PMIと非製造業PMIが公表される。11月の工業企業利益は前年同月比で13.1%減と2カ月連続で縮小し、減少率は24年9月以来、1年2カ月ぶりの大きさだった。改善がみられるかが焦点となる。また、中国当局が市場の過熱感を抑制する方針を鮮明化していることも不安材料だ。
こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体として神経質な値動きか。好材料と悪材料が交錯する中、方向感を欠く展開となりそうだ。中国指標の悪化が続けば、売りに拍車がかかる恐れもあろう。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
外部環境は依然として不透明感がくすぶる状況。米国の覇権主義が世界経済に及ぼす影響が不安視されている。反米ベネズエラのマドゥロ大統領を拘束・移送した米国は、デンマーク領グリーンランドの支配権を巡り欧州と政治的に対立しているほか、中国と関税引き下げで合意したカナダとの間でも通商対立が激化しつつある状況だ。そのほか、トランプ米政権の移民取り締まりに野党・民主党の議員が反発し、米連邦政府の予算案成立が暗礁に乗り上げていることもマイナス。月内に予算案が成立しなければ、政府機関の一部が再び閉鎖することとなる。
ただ、米株の上昇は好材料。26日の米株市場は。主要指標のNYダウが前営業日比0.6%高と反発し、ハイテク株比率の大きいナスダック指数は0.4%高と4日続伸した。今週中に決算報告するメタプラットフォームズやアップルなどハイテク大手に業績期待の買いが入り、全体相場を支えている。もっとも、米関税政策や予算案協議など不安要素もあり、上値は限定された。中国銘柄はさえない。中国企業のADR(米国預託証券)で構成されるナスダック・ゴールデン・ドラゴン中国指数(HXC)は0.6%安続落している。主要な香港との重複上場銘柄では、禾賽科技(ヘサイ・グループ:HSAI/NASDAQ、2525/HK)が10.1%安、小馬智行(ポニーAI::PONY/NASDAQ、2026/HK)が5.8%安、百度(バイドゥ:BIDU/NASDAQ、9888/HK)が3.3%安と下げが目立った。
内部環境には好悪材料が入り混じる。人民元高が進行していることはプラスだ。中国人民銀行(中央銀行)は26日、人民元相場の対米ドル基準値を2日続けて元高方向に設定。外国為替市場で人民元相場が2023年5月以来の高水準で推移する中、市場の一部では、一段の元高も予想されている。また、当局は人民元の国際化にも注力。中国人民銀行(中央銀行)の鄒瀾・副総裁は26日、中国・香港市場の連携強化を進め、香港で元建て国債先物の導入を推進すると述べた。
一方、指標発表は気がかり。中国ではきょう27日(日本時間10時半ごろ)に12月の中国工業企業利益、31日に1月の製造業PMIと非製造業PMIが公表される。11月の工業企業利益は前年同月比で13.1%減と2カ月連続で縮小し、減少率は24年9月以来、1年2カ月ぶりの大きさだった。改善がみられるかが焦点となる。また、中国当局が市場の過熱感を抑制する方針を鮮明化していることも不安材料だ。
こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体として神経質な値動きか。好材料と悪材料が交錯する中、方向感を欠く展開となりそうだ。中国指標の悪化が続けば、売りに拍車がかかる恐れもあろう。
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