/ 詳細
検索 (期間指定)
期間
亜州リサーチFacebook公式ページ 亜州リサーチYoutube公式チャンネル 亜州リサーチ公式X 亜州リサーチ公式Instagram

2026/03/23 08:58 NEW!!

神経質な値動きか、中東情勢を注視 無料記事

◆週明け23日の香港マーケットは、中東情勢をにらみながら神経質な値動きか。(亜州リサーチ編集部)
 外部環境はネガティブ。米国・イスラエルのイランの戦争拡大が原油価格を押上げ、インフレが進むと懸念されている。トランプ米大統領は21日夜、イランに対し「オイルロード」の要衝となるホルムズ海峡を48時間以内に再び開放しなければ、同国の発電所を攻撃すると通告(期限は米東部時間23日夜)。それに反応しイラン軍は22日、発電所を攻撃された場合、ホルムズ海峡を完全に封鎖し、報復措置として米イスラエルのエネルギーや通信施設のほか、米軍が駐留する湾岸諸国の発電所も標的にすると警告した。そうした中、サウジアラビア当局は「戦争が4月以降も続いた場合、原油価格は180米ドル(1バレル)を超える可能性がある」との分析を公表した。
 20日の米株市場は、主要指標のNYダウが1.0%安、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が2.0%安とそろって3日続落した。NYダウは昨年10月以来、ナスダック指数は昨年9月以来の安値を付けている。インフレ懸念で金融緩和の期待も後退。NY債券取引所では、長期金利の指標となる米10年債利回りが一時、昨年8月上旬以来の高水準を付けた(債券価格は反落)。中国銘柄も急落。中国企業のADR(米国預託証券)で構成されるナスダック・ゴールデン・ドラゴン中国指数(HXC)は2.9%安と4日続落した。主要な香港との重複上場銘柄では、金山雲(キングソフト・クラウド:KC/NASDAQ、3896/HK)が9.1%安、小鵬汽車(エックスポン:XPEV/NYSE、9868/HK)が8.4%安、蔚来汽車(NIO/NYSE、9866/HK)が7.8%安と下げが目立った。
 内部的には企業業績の動向が気がかり。香港では主要企業の決算報告が本格化している。きょう23日は康師傅HD(322/HK)や華潤ビールHD(291/HK)、あす24日は薬明生物技術(2269/HK)や万洲国際(288/HK)、小米集団(1810/HK)、中海油田服務(2883/HK)、華能国際電力(902/HK)、中国電信(728/HK)、海底撈国際HD(6862/HK)、農夫山泉(9633/HK)、25日は安踏体育用品(2020/HK)や快手科技(1024/HK)、泡泡瑪特国際集団(9992/HK)、中国人寿保険(2628/HK)、中国蒙牛乳業(2319/HK)、中国広核電力(1816/HK)、北京汽車(1958/HK)、石薬集団(1093/HK)、江西金力永磁科技(6680/HK)などが期末決算を発表する予定だ。
 こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体として神経質な値動きか。中東情勢を巡るニュースフローに左右される展開となろう。また、米国で今週、金融政策に影響を与える経済指標の発表や米連邦準備理事会(FRB)の幹部講演が集中することも不安要素だ。


内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。

関連ニュース同じカテゴリーのニュース