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2019/05/16 09:04

底堅い展開か、米株高が支えに 無料記事

◆16日の香港マーケットは、米株高を追い風に底堅く推移か。
 外部環境は安定している。昨夜の米株市場は主要指標のNYダウが前日比0.5%高、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が1.1%高とそろって続伸した。米政権の強硬的な通商政策に対する不安がやや薄らぐ。一部メディアが事情に詳しい関係者の話として、「日本とEU(欧州連合)からの輸入自動車(部品も含む)に追加関税を課す措置について、トランプ米大統領は是非を判断する期限を最長6カ月延長することを検討中」と報じた。そのほか、ムニューシン米財務長官は15日、カナダやメキシコとの鉄鋼・アルミ輸入関税問題が解決に向かっていることを明らかにしている。また米中貿易交渉を巡っては、ムニューシン氏が同日、「米交渉団は交渉を継続するため、近く北京入りする可能性が高い」と述べた。
 一方、15日の本土株市場では、主要指標の上海総合指数が1.9%高と3日ぶりに反発。米中貿易戦争の過度な警戒感がひとまず薄らぎ、投資家心理が改善した。中国外交部は14日、「米中の両国は通商交渉の継続で合意済み」との認識を示している。また、取引時間中に公表された4月の中国経済統計では、小売売上高や鉱工業生産など主要指標が予想以上に前月から減速。米中貿易摩擦が激化しているだけに、当局は景気テコ入れ策を一段と強化するとの見方も浮上した。
 こうしたなか、本日の香港・中国マーケットは全体として底堅く推移か。昨夜の米株高が好感される流れとなろう。中国の景気テコ入れ策に対する期待が高まっていることもプラスだ。
 なお、インターネットサービス中国最大手の騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)は昨日引け後に1〜3月期決算を発表。純利益は前年同期比で17%増加し、市場予想を上回った。ただ、増収率は上場以来最低となり、米市場に上場する同社ADRは1.2%安と反落している。一方、Eコマース中国最大手の阿里巴巴集団(アリババ・グループ・ホールディング:BABA/NYSE)が発表した1〜3月期決算では、売上高と利益がそろって上振れている。同社ADRは1.6%高と続伸した。


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