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2019/12/16 08:56

上値の重い展開か、「米中通商合意」で材料出尽くしも 無料記事

◆週明け16日の香港マーケットは、好材料の出尽くし感で上値の重い展開か。
 外部環境はひとまず良好。先週末の米株市場では、主要指標のNYダウが前日比0.01%高、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が0.20%高と小幅ながらそろって3日続伸した。米中両政府が13日、「第1段階」の通商協議で合意したとそれぞれ正式に発表したことが好感される。ただ、前日に原則合意のニュースが流れていたことや、「第2段階」の通商協議に対する不透明感もくすぶり、上値は限定された。「第2段階」の通商協議を巡っては、トランプ米大統領が「直ちに始まる」と発言する半面、ライトハイザー米通商代表部(USTR)代表は「日程は今のところ決まっていない」と述べている。
 一方、13日の本土株市場では、主要指標の上海総合指数が1.8%高と反発。「米中通商問題の第1段階合意」報道が好感された。米中貿易摩擦の緩和により、中国景気の減速懸念も和らぐと期待されている。中国の政策期待も強まる状況。12日閉幕した翌年の経済政策方針を決める重要会議「中央経済工作会議」では、「積極的な財政政策」と「穏健な金融政策」の継続方針が強調された。
 なお、本日は取引時間中(日本時間11時ごろ)に、今年11月の中国経済指標(小売売上高や鉱工業生産、固定資産投資など)が公表される予定。鉱工業生産や小売売上高は、前月実績をやや上回ると予想されている。
 こうしたなか、本日の香港・本土マーケットは全体として上値の重い展開か。先週末は米中通商合意の期待感でハンセン指数や上海総合指数が急伸し、それぞれ約1カ月ぶりの高値水準を回復していたこともあり、いったん利益確定売りが出る恐れもあろう。取引時間中に公表される中国指標によっては、相場が乱高下する可能性もあるので注意が必要だ。


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