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2020/01/29 09:04

売り先行か、新型肺炎拡大を警戒 無料記事

◆春節連休明け29日の香港マーケットは、新型ウイルス拡大の警戒感で売られる展開か。
 外部環境は落ち着きつつある。昨夜の米株市場では、主要指標のNYダウが前日比0.7%高と6日ぶり、ハイテク株比率の大きいナスダック指数は1.4%高と3日ぶりにそれぞれ反発した。直近の下げが急だった半導体関連などに自律反発狙いの買いが入り、全体相場を支えている。個別では、引け後に決算発表を控えるアップルの上げが目立った。発表された19年10〜12月期決算では、売上高と純利益が予想を上回り、過去最高を記録。時間外取引では同社株が大幅続伸している。
 一方、中国国内の環境は不透明だ。湖北省武漢市で最初に発生した新型ウイルス肺炎は、中国各地で患者が増加し、死亡者も100人を超えている。国務院は春節(旧正月)連休を2月2日まで延長すると発表(従来は1月30日まで)。これにあわせ、本土マーケットも31日まで休場となった。2月3日に取引を再開する。
 こうしたなか、本日の香港マーケットは全体として苦戦を強いられる展開か。新型コロナウイルス肺炎の拡大が投資家のセンチメントを冷やしそうだ。昨夜の米株は上昇したものの、香港休場中の下げ幅は大きいため、いったんサヤ寄せの動きもみられよう。


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