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2020/09/28 09:00

買い先行か、米株高と中国指標改善が追い風に 無料記事

◆週明け28日の香港マーケットは、米株高と中国指標改善で買いが先行する流れか。(亜州リサーチ編集部)
 外部環境はポジティブ。先週末の米株市場では、主要指標のNYダウが前日比1.3%高、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が2.3%高とそろって続伸した。経済対策の実施期待が強まる。野党・民主党のペロシ下院議長は25日、ムニューシン財務長官と協議し、新型コロナウイルスの追加支援策について話し合いを継続することで合意した。主力ハイテク株に買い戻しが続き、全体相場を押し上げている。
 追加経済対策を巡っては、ペロシ米下院議長が27日、「ムニューシン財務長官との間で合意できる可能性はある」との見方を示した。日本時間28日朝方、時間外取引のNYダウは続伸で推移している。
 一方、25日の本土株市場は、主要指標の上海総合指数が0.1%安と続落。7月27日以来、約2カ月ぶりの安値を更新した。国慶節に伴う大型連休(本土市場は10月1〜8日が休場、香港は1〜2日が休場)を前に、模様眺めのスタンスが漂っている。この日の売買代金は、約4カ月ぶりの低水準だった。
 なお、国家統計局は27日、全国工業企業の利益総額が2020年8月、前年同月比で19.1%増加したと報告。プラス成長は4カ月連続となり、製造業の回復が続いている実態が明らかとなった。
 こうしたなか、本日の香港・本土マーケットは全体としてしっかりとした展開か。米市場のハイテク株高や中国指標の改善が好感されそうだ。ただ、大型連休を今週後半に控えていることや、米中対立の激化懸念が上値を抑えることもあろう。米メディアは26日、トランプ政権がICファウンドリー中国最大手の中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)に対し、輸出規制を実施したと報じた。




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