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2020/06/19 08:52

方向感を欠く展開か、景気先行きの見方が交錯 無料記事

◆19日の香港マーケットは、景気先行きの見方が交錯するなかで方向感を欠く展開か。
 外部環境は依然として不透明。昨夜の米株市場は、主要指標のNYダウが前日比0.2%安と続落する半面、ハイテク株比率の大きいナスダック指数は0.3%高と5日続伸するなどまちまちだった。米景気の先行きを巡り、見方が交錯している。米労働省が18日発表した新規失業保険申請件数(週間)は、予想ほどではなかったものの、150万件を超え高水準が続いた。新型コロナウイルス感染拡大に端を発し、企業活動の停滞が続いている実態が改めて意識されている。テキサス州やフロリダ州では今週、新型コロナ感染症の入院患者が増加傾向を示し、足元でも感染拡大が続いている状況だ。他方、16日発表の米小売売上高が過去最大の伸びを示すなど、経済回復の期待も残っている。米国を始め、主要国が歴史的な規模の景気対策を打ち出していることも支えとなった。
 一方、18日の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が0.1%高と小幅ながら3日続伸。中国の景気支援策に対する期待感が持続した。17日に開かれた中国国務院の常務会議では、「金融緩和を一段と推し進め、潤沢な流動性を維持する」との政策方針が確認された。また、景気回復の期待も高まる。劉鶴副首相は18日、上海市で開かれた経済フォーラムで、足もとの経済統計がわずかながら上向いている実態を踏まえ、中国の経済状況は改善しつつあるとの認識を示した。同フォーラムでは、中国人民銀行(中央銀行)の易総裁が「今年は経済全体のファイナンスが2割程度増える」とスピーチし、金融緩和の強化を示唆している。
 こうしたなか、本日の香港・本土マーケットは全体として方向感を欠く展開か。各国の経済対策に対する期待感は持続するものの、実体経済の低迷も不安視される状況だ。


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