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2019/09/26 08:49

しっかりか、米中通商協議に期待感 無料記事

◆26日の香港マーケットは、米中通商協議の楽観見通しでしっかりとした展開か。
 外部環境は安定的。昨夜の米株市場は、主要指標のNYダウが前日比0.6%高と反発し、ハイテク株比率の大きいナスダック指数は1.1%高と4日ぶりに反発した。米中貿易問題の楽観見通しが強まる。トランプ米大統領は25日、「中国との通商合意は、みなさんが考えているより早い」と記者団に語った。米中両国はお互いに配慮しており、合意を得られる公算は大きいと述べている。その前日にトランプ大統領は、「中国との通商協議で、米国にとって望ましくない合意はしない」と発言するなど強硬姿勢をとっていただけに、一転、投資家に安心感が広がった。ボーイングやインテル、ダウなど中国関連とされる銘柄群が軒並み上昇している。
 一方、25日の本土株市場では、主要指標の上海総合指数が1.0%安と反落。米中対立の激化が警戒されたほか、中国経済の先行き不安が相場の重しとなった。公表された国有企業の1〜8月利益は前年同期比6.1%増にとどまり、伸び率は1〜7月の7.3%から鈍化したことが明らかにされている。また、アジア開発銀行(ADB)は25日、中国のGDP成長率が2019年に6.2%、20年には6.0%まで減速するとの見通しを発表した(18年の実績は6.6%)。
 こうしたなか、本日の香港・本土マーケットは全体としてしっかりとした展開か。上述したように、米中貿易問題の楽観的な見通しが追い風となりそうだ。


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