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2019/10/22 09:00

買い先行か、米中協議進展に期待感 無料記事

◆22日の香港マーケットは、米中通商協議の進展期待で買われる展開か。
 外部環境は安定的。昨夜の米株市場では、主要指標のNYダウが前営業日比0.2%高、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が0.9%高とそろって反発した。米中通商協議を巡り、両国高官から楽観する発言が相次いだことを好感する。クドロー米国家経済会議(NEC)委員長は21日、米TVインタビューで「通商協議が順調に進めば、12月の関税引き上げは見送られる可能性がある」と答えた。トランプ米大統領は同日、中国との「第2段階」の合意は「第1段階」よりも解決が簡単だとの認識を示し、通商合意は実現すると述べている。これに先立つ19日、中国の劉鶴副首相は「米国との貿易協議は前進している」と語っていた。また、ライトハイザー米通商代表部(USTR)代表は21日に次官級の電話協議が行われたとし、25日にも電話協議する予定だと明かしている。
 一方、21日の本土株市場では、主要指標の上海総合指数が0.1%高と5日ぶり反発。政策期待が支えとなった。中国景気の先行き不安がくすぶるなか、テコ入れ政策強化の観測が流れている。中国共産党の重要会議「第19期中央委員会第4回全体会議(4中全会)」は月内に北京で開かれる予定。8月の日程公表時、経済対策は討議されないとの見通しだったが、「7〜9月期GDP成長率の下振れなどを受け、今回は金融・経済についても話し合われる」との見方が強まる状況だ。中国人民銀行(中央銀行)の利下げ見送りなどを嫌気して売られていたものの、下値は堅く、引けにかけて指数はプラスに転じている。人民銀は朝方、新たな指標金利「ローンプライムレート(LPR)」(毎月1回発表)について、1年物と5年物の金利を前月から据え置くと発表した。
 こうしたなか、本日の香港・本土マーケットは全体としてしっかりとした展開か。上述したように、米中通商協議の進展期待が支援材料となろう。また、本土系企業の四半期決算発表が今週から本格化するなか、増益など良好な結果も期待される状況だ。なお香港では、本日(22日)は華能国際電力(902/HK)や安徽海螺水泥(914/HK)、中国建築国際集団(3311/HK)など、あす23日は中国農業銀行(1288/HK)や中国海外発展(688/HK)などが四半期決算を報告する予定だ。


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