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2020/09/25 09:08

しっかりか、米株高が支えに 無料記事

◆25日の香港マーケットは、米株高を支えに買い戻しが入る展開となろう。(亜州リサーチ編集部)
 外部環境はひとまず安定している。昨夜の米株市場では、主要指標のNYダウが前日比0.2%高、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が0.4%高とそろって反発した。追加経済対策の期待感が支え。米メディアが24日報じたところによれば、ムニューシン米財務長官は与野党で協議が難航している追加経済対策の修正案について、野党・民主党と協議を再開する意向だ。なお、この日公表された経済指標はまちまち。米労働省が24日発表した新規失業保険申請件数(週間)は、減少予想に反し前週から増加した。他方、8月の米新築住宅販売は予想に反して増加し、約14年ぶりの高水準を記録している。
 一方、24日の本土株市場は、主要指標の上海総合指数が1.7%安と反落。約2カ月ぶりの安値で引けた。外部環境の不透明感を嫌気し、ほぼ全面安の展開。米景気の先行き不安が再び意識された。米中関係の悪化懸念や国慶節に絡んだ大型連休が来週後半からに迫るなか、積極的な売買も手控えられている。海外マネーの流出も警戒される状況。中国・香港間の相互取引スキームを通じた24日の売買では、香港経由の本土株売買が大幅な売り越しとなっている。
 こうしたなか、本日の香港・本土マーケットは全体としてしっかりとした展開か。米株高が好感されるほか、自律反発狙いの買いも見られそうだ。昨日の取引では、上海総合指数が約2カ月ぶりの安値、ハンセン指数が約4カ月ぶりの安値を付けている。ただ、中国、香港ともに来週後半、国慶節に伴う大型連休が始まることもあり、積極的に買い進む動きとはならないだろう。


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