2020/03/25 09:03
買い先行か、海外株高が追い風に
◆25日の香港マーケットは、海外株高を追い風に買いが先行しそうだ。
外部環境はポジティブ。昨夜の米株市場では、主要指標のNYダウが前日比11.4%高、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が8.1%高とそろって3日ぶりに急反発。NYダウの上げ幅は13日に付けた1985ドルを上回る2112.98ドルに達し、過去最大の記録を塗り替えた。米経済政策の期待感が再び盛り上がる。難航していた新型コロナウイルス対策法案について、与野党が最終調整に入ったと伝わった。経済対策は2兆米ドル規模になると見込まれている。また、ムニューシン米財務長官は24日、主要7カ国(G7)の財務相・中銀総裁による電話会議を開き、新型コロナまん延による世界的なリセッション(景気後退)を回避するため、「必要なあらゆることを行う」との共同声明を発表した。各国の経済対策も強まると期待され、欧州市場でも主要株価指数が軒並み急伸している。
一方、24日の本土株市場では、主要指標の上海総合指数が2.3%高と反発。経済活動の正常化が期待された。湖北省政府は24日、武漢市を除く省内の全エリアについて、25日付で移動規制を解除すると発表。新型コロナウイルス感染拡大の中心地となった武漢市については、4月8日に封鎖措置を解除する。同市では1月23日以降、空港や鉄道駅、高速道路などが閉鎖され、事実上の封鎖状態に置かれていた。すでに湖北省以外の地域では、移動制限の緩和や工場などの操業再開が相次いでいる。
こうしたなか、本日の香港・本土マーケットは全体としてしっかりとした展開か。昨夜の欧米株高が投資家の買い安心感につながろう。また、業績動向を手がかりにした物色も続きそうだ。香港では主要企業の決算発表が佳境に入っている。これまでに発表された各社の決算では、増収増益、配当増額など良好なものが多い。
本日は中国海洋石油(883/HK)や中国人寿保険(2628/HK)、統一企業中国HD(220/HK)、華電国際電力(1071/HK)、新華人寿保険(1336/HK)、中国郵政儲蓄銀行(1658/HK)、中国広核電力(1816/HK)、瑞声科技HD(2018/HK)、中国蒙牛乳業(2319/HK)、中海油田服務(2883/HK)、中国建築国際集団(3311/HK)、中国金茂HD(817/HK)、あす26日は中国海外発展(688/HK)や華潤置地(1109/HK)、融創中国HD(1918/HK)、広州富力地産(2777/HK)、保利置業集団(119/HK)、中国石油天然気(857/HK)、中信銀行(998/HK)、恒安国際集団(1044/HK)、海爾電器集団(1169/HK)、中遠海運港口(1199/HK)、華虹半導体(1347/HK)、北京汽車(1958/HK)、李寧(2331/HK)、イ柴動力(2338/HK)、中国電力国際発展(2380/HK)、中国アルミ(2600/HK)、大連港(2880/HK)、中国龍工HD(3339/HK)、海通証券(6837/HK)などが通期決算を報告する予定だ。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
外部環境はポジティブ。昨夜の米株市場では、主要指標のNYダウが前日比11.4%高、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が8.1%高とそろって3日ぶりに急反発。NYダウの上げ幅は13日に付けた1985ドルを上回る2112.98ドルに達し、過去最大の記録を塗り替えた。米経済政策の期待感が再び盛り上がる。難航していた新型コロナウイルス対策法案について、与野党が最終調整に入ったと伝わった。経済対策は2兆米ドル規模になると見込まれている。また、ムニューシン米財務長官は24日、主要7カ国(G7)の財務相・中銀総裁による電話会議を開き、新型コロナまん延による世界的なリセッション(景気後退)を回避するため、「必要なあらゆることを行う」との共同声明を発表した。各国の経済対策も強まると期待され、欧州市場でも主要株価指数が軒並み急伸している。
一方、24日の本土株市場では、主要指標の上海総合指数が2.3%高と反発。経済活動の正常化が期待された。湖北省政府は24日、武漢市を除く省内の全エリアについて、25日付で移動規制を解除すると発表。新型コロナウイルス感染拡大の中心地となった武漢市については、4月8日に封鎖措置を解除する。同市では1月23日以降、空港や鉄道駅、高速道路などが閉鎖され、事実上の封鎖状態に置かれていた。すでに湖北省以外の地域では、移動制限の緩和や工場などの操業再開が相次いでいる。
こうしたなか、本日の香港・本土マーケットは全体としてしっかりとした展開か。昨夜の欧米株高が投資家の買い安心感につながろう。また、業績動向を手がかりにした物色も続きそうだ。香港では主要企業の決算発表が佳境に入っている。これまでに発表された各社の決算では、増収増益、配当増額など良好なものが多い。
本日は中国海洋石油(883/HK)や中国人寿保険(2628/HK)、統一企業中国HD(220/HK)、華電国際電力(1071/HK)、新華人寿保険(1336/HK)、中国郵政儲蓄銀行(1658/HK)、中国広核電力(1816/HK)、瑞声科技HD(2018/HK)、中国蒙牛乳業(2319/HK)、中海油田服務(2883/HK)、中国建築国際集団(3311/HK)、中国金茂HD(817/HK)、あす26日は中国海外発展(688/HK)や華潤置地(1109/HK)、融創中国HD(1918/HK)、広州富力地産(2777/HK)、保利置業集団(119/HK)、中国石油天然気(857/HK)、中信銀行(998/HK)、恒安国際集団(1044/HK)、海爾電器集団(1169/HK)、中遠海運港口(1199/HK)、華虹半導体(1347/HK)、北京汽車(1958/HK)、李寧(2331/HK)、イ柴動力(2338/HK)、中国電力国際発展(2380/HK)、中国アルミ(2600/HK)、大連港(2880/HK)、中国龍工HD(3339/HK)、海通証券(6837/HK)などが通期決算を報告する予定だ。
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