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2019/12/04 09:01

売り先行か、米中通商協議の難航を不安視 無料記事

◆4日の香港マーケットは、米中通商協議の難航を不安視して売られる展開か。
 外部環境はネガティブ。昨夜の米株市場では、主要指標のNYダウが前日比1.0%安、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が0.6%安とそろって3日続落した。NYダウの下落率は3営業日で累計2.3%に達し、約1カ月ぶりの安値水準に落ち込んでいる。米中通商協議の合意先送り観測が重し。トランプ米大統領は訪問先のロンドンで3日、米中通商協議について記者団からの質問に答え、「期限はない」とし、「来年11月の大統領選挙後まで待った方がいい」と述べた。年内の取りまとめが期待されている「第1段階の合意」に関しては、双方の溝は深いとの見方もある。協議難航が懸念される状況だ。ロス米商務長官は、通商協議で目立った進展がなかった場合、予定通り15日に、約1560億米ドル相当の中国製品に15%の追加関税を課す措置を発動すると明言している。
 一方、3日の本土株市場では、主要指標の上海総合指数が0.3%高と続伸。中国指標の改善が引き続き材料視された。2日午前に公表された民間集計の2月・財新中国製造業PMIは、約3年ぶりの高水準に達している。先週末に公表された11月の中国製造業PMI(国家統計局などが集計)は予想以上に上向き、景況判断の境目となる50を7カ月ぶりに上回った。中国景気の持ち直しが意識されている。
 こうしたなか、本日の香港・本土マーケットは全体として苦戦を強いられそうだ。上述したように、米中協議の難航観測が投資家心理の重しとなる。足もとの景況感は改善しているものの、米中摩擦の激化・長期化により、一段の景気減速も警戒される状況だ。




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