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2019/12/23 08:51

買い先行か、クリスマス休暇を控え様子見も 無料記事

◆週明け23日の香港マーケットは、買い先行もクリスマス休暇を控え様子見ムードも漂う展開か。
 外部環境は良好。先週末の米株市場では、主要指標のNYダウが前日比0.3%高と続伸し、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が0.4%高と8日続伸した。それぞれ連日で史上最高値を更新している。米中通商摩擦の緩和期待が強まるなか、投資家のリスク選好が続く。中国国営メディアは20日、「習近平国家主席とトランプ米大統領は20日、通商問題を巡り電話会談した」と伝えた。報道によれば、トランプ氏は「早く署名にこぎつけたい」と述べたという。
 一方、20日の本土株市場では、主要指標の上海総合指数が0.4%安と反落。利食い売り圧力が意識された。指数が約4カ月ぶりの高値水準で推移するなか、直近で上げが目立っていたハイテク株が売られ、全体相場の重しとなっている。ただ、大きく売り込む動きはみられなかった。米中通商合意の期待感が持続している。中国人民銀行(中央銀行)の資金供給も相場を支え、指数はプラス圏で推移する場面もあった。人民銀は20日、リバースレポを通じて総額1500億人民元を市中に供給。これに先立つ18日には21営業日ぶりにリバースレポを再開しており、20日までの3日間で合計6300億人民元を供給した。
 こうしたなか、本日の香港・本土マーケットは全体として上値の重い展開か。米株高値更新の流れを継いで小高くスタートしそうだが、香港市場はクリスマスによりあす24日が半日立ち合い、25日と26日が終日休場となるほか、年末が接近していることから様子見ムードが漂う可能性もあろう。本土市場に関しても、指数は依然として約4カ月ぶりの高値水準で推移していることもあり、新規の買い手がかりに乏しいなかで利食い売りが出やすい状況だ。


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