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2019/10/04 08:54

下値の固い展開か、米金融緩和期待が支え 無料記事

◆4日の香港マーケットは、米金融緩和期待を支えに下値の固い展開か。
 外部環境はややポジティブ。昨夜の米株市場は、主要指標のNYダウが前日比0.5%高、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が1.1%高とそろって3日ぶりに反発した。低調な経済指標の発表が相次ぐなかで、金融緩和の期待が広がっている。シカゴ地区連銀のエバンス総裁は3日、「金融政策のわずかな調整ではショックに対応できない」として追加利下げの可能性を示唆した。米サプライマネジメント協会(ISM)が発表した9月の非製造業景況感指数は予想を下回る52.6に低下し、2016年8月以来の水準に落ち込んでいる。これより先に公表された雇用や景況感の指標が軒並み下振れていたこともあり、NYダウは一時1.7%安と下げていたが、中盤から急速に持ち直した。
 米中通商問題に対する悲観論もひとまず後退。米農務省は3日、民間業者が中国に25万2000トンの米国産大豆を販売したと発表した。中国は国慶節連休中にもかかわらず、前日にも米農産品を購入している。米中は来週10日から、ワシントンで閣僚級通商協議を開催する予定。協議進展に弾みがつくとの見方が広がった。
 一方、香港情勢を巡っては、政府が3日にもデモ参加者のマスクやヘルメット着用を禁止する「覆面禁止法」の実施計画を発表する可能性があると伝わった。市場の一部では、デモが鎮静化するとの見方もある。半面、警察の実弾発砲で一時重体だったデモ参加の男子高校生に対し、香港当局が3日、暴動罪などで起訴すると発表したことはマイナス。民主派などの反発が強まりそうだ。
 こうしたなか、本日の香港マーケットは全体として下値の固い展開か。香港の社会不安は続くものの、米金融緩和の期待が高まったことはプラス材料だ。また、中国政府が追加の景気テコ入れ策を打ち出すとの観測も高まっている。
 本土市場は国慶節連休(1〜7日)で引き続き休場。また、香港市場は来週7日に重陽節で休場となる。本土、香港ともに8日から取引を再開する。


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