/ 詳細
検索 (期間指定)
期間
亜州リサーチFacebook公式ページ 亜州リサーチYoutube公式チャンネル

2019/03/11 09:11

下値固めの展開か、米中協議が進展 無料記事

◆週明け11日の香港マーケットは、世界景気の鈍化懸念は重しだが、米中協議の進展期待が強まるなかで、下値を固める展開か。
 外部環境は不透明。先週末の米株市場では、主要指標のNYダウが前日比0.1%安、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が0.2%安とそろって5日続落した。NYダウは約3週ぶりの安値水準に達している。米雇用統計の内容を嫌気。この日公表された2月の雇用統計では、非農業部門の雇用者数が急減し、市場予想も大幅に下回った。中国では2月の輸出入統計が下振れし、欧州中央銀行(ECB)が経済見通しを引き下げるなど、世界的に景気先行き懸念が強まっている。
 一方、8日の本土株市場では、主要指標の上海総合指数が4.4%安と6日ぶりに急反落。中国貿易統計の内容が売り材料視された。取引時間中に発表された2月の貿易統計では、輸出入額が大幅に減少し、伸び率がマイナス成長に転じたことが明らかにされている。上海総合指数はこのところ急ピッチに上昇し、直近では約9カ月ぶりの高値水準を切り上げていたこともあり、利益確定売りに拍車がかかった。
 他方、米中通商交渉を巡っては、楽観的なニュースが伝わっている。中国人民銀行(中央銀行)の易綱総裁は10日の記者会見で、「米中協議では通貨切り下げ回避で合意した」と発言。中国商務部の王受文副部長はこれより先、「米中両国はすべての追加関税撤廃を協議している」と説明した。また、クドロー米国家経済会議(NEC)委員長は8日、米中首脳会談が3月下旬か4月上旬に開かれる可能性を示している。
 こうしたなか、本日の香港・本土マーケットは下値を固める展開となろう。前述したように、世界的な景気減速の懸念はあるものの、米中協議の進展期待も強まっている。先週末の下げが大きかったこともあり、政策で恩恵を受けやすい銘柄群などに買い戻しの動きがみられそうだ。


内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。

関連ニュース同じカテゴリーのニュース