2018/12/03 08:57
買い先行か、米中貿易戦争の休戦合意がポジティブ
◆週明け3日の香港マーケットは、米中首脳の「休戦合意」が好感される展開か。
外部環境はポジティブ。1日開催された米中首脳会談でトランプ米大統領は、中国への追加関税を猶予することを決定した。トランプ氏はこれまで、「2000億米ドル相当の中国製品に対し、来年1月に10%から25%に予定通り引き上げる」と強調していたが、中国の知的財産権保護などに関する妥協点を探るため、90日間の猶予期間を設ける。貿易戦争の激化がひとまず回避された格好だ。
なお、先週末の米株市場では、米中協議の期待感で主要指標がそろって上昇。グローベックスのダウ先物は、3日朝方に急伸している。
一方、先週末11月30日の本土株マーケットでは、主要指標の上海総合指数が前日比0.8%高と反発。弱い経済指標を受け、当局の景気テコ入れ期待が強まった。この日公表された中国の11月・製造業購買担当者景気指数(PMI)は、市場予想を下回る50.0で着地し、2年4カ月ぶりの低水準を記録している。
こうしたなか、本日の香港マーケットは買いが先行する流れとなろう。上述したように、米追加関税の見送りが好材料だ。香港と同じく、本土マーケットもしっかりとした展開となろう。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
外部環境はポジティブ。1日開催された米中首脳会談でトランプ米大統領は、中国への追加関税を猶予することを決定した。トランプ氏はこれまで、「2000億米ドル相当の中国製品に対し、来年1月に10%から25%に予定通り引き上げる」と強調していたが、中国の知的財産権保護などに関する妥協点を探るため、90日間の猶予期間を設ける。貿易戦争の激化がひとまず回避された格好だ。
なお、先週末の米株市場では、米中協議の期待感で主要指標がそろって上昇。グローベックスのダウ先物は、3日朝方に急伸している。
一方、先週末11月30日の本土株マーケットでは、主要指標の上海総合指数が前日比0.8%高と反発。弱い経済指標を受け、当局の景気テコ入れ期待が強まった。この日公表された中国の11月・製造業購買担当者景気指数(PMI)は、市場予想を下回る50.0で着地し、2年4カ月ぶりの低水準を記録している。
こうしたなか、本日の香港マーケットは買いが先行する流れとなろう。上述したように、米追加関税の見送りが好材料だ。香港と同じく、本土マーケットもしっかりとした展開となろう。
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