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2018/11/22 09:05

しっかりか、米利上げ休止観測が追い風に 無料記事

◆22日の香港マーケットは、米利上げ休止観測が追い風となる展開か。
 外部環境には改善の兆しがある。昨夜の米株市場では、主要指標のNYダウが前日比でほぼ横ばいだったものの、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が0.9%高と4日ぶりに反発した。金融情報会社が最新リポートで、「2019年春に米利上げが打ち止めになる」と指摘したことがプラス材料。ただ、感謝祭の祝日を翌日に控え、全体としては様子見ムードも強く、買いの勢いも弱かった。
 一方、21日の中国本土マーケットでは、主要指標の上海総合指数が0.2%高と反発。20日の下げが大きかったこともあり、自律反発狙いの買いが入った。「上海・ロンドン両株式市場の相互取引」に対する期待感が改めて強まり、証券株の上げが目立っている。もっとも、中国景気の減速懸念や、米中通商交渉の不透明感など懸念材料も多く、上値を追う動きとはなっていない。
 こうした環境の下、本日の香港マーケットは全体としてしっかりとした展開か。米利上げ休止の観測や、人民元相場の安定などが追い風だ。米ハイテク株高を受け、香港でも関連銘柄が物色されよう。
 本土マーケットも堅調に推移か。海外マネーの流入が支えとなろう。本土・香港間の株式相互取引を通じた21日の売買では、香港経由の本土株売買が買い越しに転じている(20日は売り越し)。


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