2019/03/14 09:11
しっかりか、米ハイテク株高と原油上昇が追い風に
◆14日の香港マーケットは、米ハイテク株高と原油上昇が追い風となる流れか。
外部環境は良好だ。昨夜の米株市場では、主要指標のNYダウが前日比0.6%高と反発し、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が0.7%高と続伸している。米指標の改善がプラス。今年1月の米耐久財受注は予想に反して前月比で増加し、6カ月ぶりの高い伸びを示した。また、2月の米生産者物価指数が予想を下回るなか、米低金利政策がしばらく続くとの見方が一段と強まっている。低金利がメリットとなるハイテク株に買いが継続し、ナスダック指数は約5カ月ぶりの高値で引けた。
一方、13日の本土株市場では、主要指標の上海総合指数が1.1%安と3日ぶりに反落。指数が先週末の急落前水準をうかがう動きをみせるなか、戻り待ちの売り圧力が意識されている。また、2カ月ぶりとなる重要経済指標の公表を14日に控え、米中貿易摩擦の影響を確かめたいとするスタンスも広がった。1〜2月の各種経済指標(固定資産投資や小売売上高、鉱工業生産など)は、14日の日本時間午前11時ごろに報告される。
こうしたなか、本日の香港・本土マーケットは全体としてしっかりとした展開か。昨夜の米ハイテク株や原油相場の上昇が追い風だ。米中の大型テクノロジー株で構成されるFANGプラス指数が昨年11月以来の高値水準を回復するなか、中国株市場でもハイテク株物色が強まろう。原油相場に関しては、昨夜のWTI原油先物が2.4%高と続伸し、約4カ月ぶりの高値を付けている。また、中国経済指標の発表は気がかり材料となるものの、減速自体は予想の範疇。大きく下振れることがなければ、相場に与える悪影響も限定的となろう。
なお、通信キャリア大手の中国聯通(チャイナ・ユニコム:762/HK)は昨日引け後に18年通期決算を発表。純利益は458%増え、期末配当も前年から増額された。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
外部環境は良好だ。昨夜の米株市場では、主要指標のNYダウが前日比0.6%高と反発し、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が0.7%高と続伸している。米指標の改善がプラス。今年1月の米耐久財受注は予想に反して前月比で増加し、6カ月ぶりの高い伸びを示した。また、2月の米生産者物価指数が予想を下回るなか、米低金利政策がしばらく続くとの見方が一段と強まっている。低金利がメリットとなるハイテク株に買いが継続し、ナスダック指数は約5カ月ぶりの高値で引けた。
一方、13日の本土株市場では、主要指標の上海総合指数が1.1%安と3日ぶりに反落。指数が先週末の急落前水準をうかがう動きをみせるなか、戻り待ちの売り圧力が意識されている。また、2カ月ぶりとなる重要経済指標の公表を14日に控え、米中貿易摩擦の影響を確かめたいとするスタンスも広がった。1〜2月の各種経済指標(固定資産投資や小売売上高、鉱工業生産など)は、14日の日本時間午前11時ごろに報告される。
こうしたなか、本日の香港・本土マーケットは全体としてしっかりとした展開か。昨夜の米ハイテク株や原油相場の上昇が追い風だ。米中の大型テクノロジー株で構成されるFANGプラス指数が昨年11月以来の高値水準を回復するなか、中国株市場でもハイテク株物色が強まろう。原油相場に関しては、昨夜のWTI原油先物が2.4%高と続伸し、約4カ月ぶりの高値を付けている。また、中国経済指標の発表は気がかり材料となるものの、減速自体は予想の範疇。大きく下振れることがなければ、相場に与える悪影響も限定的となろう。
なお、通信キャリア大手の中国聯通(チャイナ・ユニコム:762/HK)は昨日引け後に18年通期決算を発表。純利益は458%増え、期末配当も前年から増額された。
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