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2018/10/03 08:52

上値の重い展開か、新規材料を欠く 無料記事

◆3日の香港マーケットは、新規の材料に乏しいなかで上値の重い展開か。
 外部環境は悪くない。昨夜の米株市場では、ハイテク株比率の大きいナスダック指数は前日比0.5%安と続落したものの、主要指標のNYダウが0.5%高と4日続伸し、9月21日に付けた史上最高値を更新した。北米自由貿易協定(NAFTA)の見直し交渉が妥結したことを引き続き材料に、貿易関連の銘柄が続伸している。ただ、個別に悪材料が浮上したことでハイテク株は軟調。人件費の上昇圧力が嫌気されたアマゾンや、広告出稿の伸び悩みが懸念されたフェイスブックなどが下げた。
 一方、中国国内には目立った材料がない。本土は国慶節に伴いマーケットが今週いっぱい休場となるため(1〜5日)、中国発のニュースフローに乏しい状況だ。
 こうした環境の下、本日の香港マーケットは全体として上値の重い展開か。前日の急落を受け、値ごろ感に着目した買いは入りそうだが、中国景気の先行き懸念が強まるなかで買い進む動きも限定的となろう。前日の相場では、ハンセン指数の構成銘柄がほぼ全面安となり約2週ぶりの安値水準に落ち込んでいる。一方、中国の景気指標では、先週末に公表された9月製造業PMIが予想を大きく下回った。


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