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2020/10/06 08:42

買い先行か、米株高を好感 無料記事

◆6日の香港マーケットは、米株高を好感して買われる展開か。(亜州リサーチ編集部)
 外部環境は安定的。昨夜の米株市場では、主要指標のNYダウが前営業日比1.7%高、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が2.3%高とそろって反発した。投資家のリスク回避スタンスが後退する。新型コロナウイルスに感染し入院していたトランプ米大統領が5日、症状が改善しているとして、同日午後6時半(日本時間6日午前7時半)に退院することをツイッターに投稿。米政治が混乱するとの警戒感が薄らいだ。米景気の回復基調も意識される。米サプライマネジメント協会(ISM)が発表した9月の非製造業景況感指数(PMI)は57.8となり、前月の56.9から予想(56.2)に反して上向いた。
 一方、中国国内には目新しい材料がない。本土マーケットは国慶節に伴い、今週8日まで休場となるため、政策動向などのニュースフローに乏しい状況だ。
 こうしたなか、連休明けとなる本日の香港マーケットは全体としてしっかりとした展開か。米株高を好感した買いが先行しそうだ。また、通貨高のプラス面がクローズアップされる可能性もあろう。対米ドルのオフショア人民元は日本時間6日朝方、およそ1年5カ月ぶりの元高水準で推移している。輸出業者などにとっては逆風となるものの、米ドル建て負債を多く抱える空運各社や原材料を輸入している紙・パルプ業者などにとっては追い風だ。人民元資産を多く保有していることが注目された場合、保険各社も物色されよう。


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