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2019/01/09 09:05

買い先行か、米中協議が進展 無料記事

◆9日の香港マーケットは、米中協議の進展で買われる展開か。
 外部環境は安定している。昨夜の米株市場では、主要指標のNYダウが前日比1.1%高、ハイテク株比率の大きいナスダック指数も1.1%高とそろって3日続伸した。米中貿易協議の進展に期待感が強まる流れ。7日に北京で開始された米中両国による次官級の貿易協議に関し、トランプ米大統領は8日、自身のツイッターに「非常にうまく進んでいる」と投稿した。米国の担当者も「7〜8日の協議は順調に進んだ」として、9日も継続することを明らかにしている。投資家心理が上向く中、ボーイングやアップルなど中国関連とされる銘柄群を中心に幅広く買われた。
 一方、8日の本土株市場では、主要指標の上海総合指数が0.3%安と3日ぶりに反落。新規の売り材料は見受けられなかったが、戻り待ちの売り圧力が意識されている。指数は前日まで急ピッチに上昇し、約2週ぶりの高値水準を回復していた。
 こうしたなか、本日の香港マーケットは全体として堅調な展開か。前日に続き、米中協議の進展が相場を支えそうだ。本土マーケットも買い戻しの動きが先行しよう。景気テコ入れ策に対する思惑が根強い。現地メディアは8日、住宅購入規制緩和の動きが各地で相次いでいると報じた。


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