/ 詳細
検索 (期間指定)
期間
亜州リサーチFacebook公式ページ 亜州リサーチYoutube公式チャンネル

2018/10/04 08:48

方向感を欠く展開か、好悪材料が入り混じる 無料記事

◆4日の香港マーケットは、好悪材料が入り混じるなかで方向感を欠く展開か。
 外部環境は良好。昨夜の米株市場では、主要指標のNYダウが前日比0.5%高と5日続伸し、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が0.3%高と3日ぶりに反発した。NYダウは前日に続き、史上最高値を更新している。米景気拡大の期待感が高まる展開。サプライマネジメント協会(ISM)が公表した9月の非製造業景況感指数は予想に反して上昇し、集計以来の最高値を記録した。同月のADP全米雇用リポートでは、(政府部門を除く)非農業部門の雇用者数が前月比で予想以上に増加。労働市場の改善が鮮明化した。また、イタリアの財政懸念がやや薄らぐなど欧州の情勢も悪くない。
 一方、中国本土は国慶節に伴いマーケットが今週いっぱい休場(1〜5日)。中国発のニュースフローに乏しい状況だ。
 こうした環境の下、本日の香港マーケットは好悪材料が入り混じるなか、全体としては方向感を欠く展開か。米景気の拡大がプラス材料となる半面、米金利の急上昇がマイナス材料となる。昨夜のNY債券市場では、指標となる米10年債利回りが3.18%台に急伸し、約7年3カ月ぶりの高水準に達した。金融政策で米国に追随する香港でも、金利上昇圧力が強まろう。


内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。

関連ニュース同じカテゴリーのニュース