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2018/10/05 08:58

売り先行か、米金利高と原油安が逆風 無料記事

◆5日の香港マーケットは、米金利高と原油安が嫌気される流れか。
 外部環境はネガティブ。昨夜の米株市場では、主要指標のNYダウが前日比0.8%安と6日ぶりに反落し、ハイテク株比率の大きいナスダック指数も1.8%安と急反落した。ナスダック指数は約1カ月半ぶりの安値水準に落ち込んでいる。米金利上昇のマイナス面がクローズアップされた。米10年債利回りが一時3.23%台と2011年5月以来の高い水準に達するなか、高PERの大型ハイテク株に売りが広がっている。前日発表された民間雇用リポートの上振れを受け、5日公表予定の雇用統計が良好な結果と予測されたことも金利の先高観を強めさせた。
 一方、中国本土は国慶節に伴いマーケットが本日まで休場(8日から取引再開)。中国発のニュースフローに乏しく、目立った取引材料に欠ける状況だ。
 こうした環境の下、本日の香港マーケットは全体として苦戦を強いられる展開か。前日に続き、米金利高が警戒されそうだ。昨夜の米株安に加え、原油相場の下落もマイナス。WTI原油先物は昨夜、2.7%安と急反落している。香港市場でも関連銘柄が売られそうだ。


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