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2019/02/08 13:35

売り先行か、米中貿易交渉に不透明感 無料記事

 春節(旧正月)明け8日、香港マーケットは米中貿易問題の不透明感で売られる展開か。
 外部環境はネガティブとなっている。昨夜の米株市場では、主要指標のNYダウが前日比0.9%安、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が1.2%安とそろって続落した。欧州の景気減速懸念に加え、米中通商交渉が難航するとの不安が投資家心理を冷やしている。欧州連合(EU)欧州委員会は7日、イタリアやドイツなど域内主要国の2019年実質経済成長率予想を軒並み下方修正した。また、米メディアは7日、「トランプ大統領と習近平国家主席は、追加関税の交渉期限(3月1日)までに会談する可能性は低い」と報じている。ホワイトハウスでトランプ氏は記者団からの質問に対し、「(会談実現の)可能性は低い」と述べた。
 一方、中国国内に目立った材料はない。本土市場は春節連休により、本日までが休場となっている。企業の情報開示や当局の政策発表など、相場に影響を与える重要なニュースのフローにも乏しい状況だ。
 こうしたなか、本日の香港マーケットは売りが先行する可能性が高い。上述したように、米中通商問題の不透明感が相場の重しとなろう。



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