/ 詳細
検索 (期間指定)
期間
亜州リサーチFacebook公式ページ 亜州リサーチYoutube公式チャンネル

2019/03/07 09:12

売り先行か、米景気の先行き不安が重しに 無料記事

◆7日の香港マーケットは、米景気の先行き不安で売られる展開か。
 外部環境はネガティブ。昨夜の米株市場では、主要指標のNYダウが前日比0.5%安、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が0.9%安とそろって3日続落した。米景気懸念が強まる。米連邦準備制度理事会(FRB)が6日報告した米地区連銀景況報告(ベージュブック)では、景気判断が前回から下方修正された。また、この日発表された2月のADP全米雇用リポートでは、(政府部門を除く)非農業部門の雇用者数が前月比で18万3000人増加したことが分かった。ほぼ予想通りの結果だったが、一部のアナリストからは、「雇用増のピークは過ぎた」と指摘されている。このほか、米商務省が公表した貿易統計では、赤字額が過去最大を記録。トランプ政権が各国に対する通商関係を強硬スタンスに傾ける――との見方も強まった。
 一方、6日の本土株市場では、主要指標の上海総合指数が1.6%高と4日続伸。約9カ月ぶりの高値水準を切り上げた。全国人民代表大会(全人代、国会に相当)の開催で投資家心理が上向いている。5日開幕した全人代の「政府活動報告」では、大規模な企業減税や各種産業支援策などの景気刺激策が打ち出された。15日までの期間中に、合計13回の記者会見が行われる予定で、これから発表される具体的な政策が注目されている。
 こうしたなか、本日の香港・本土マーケットは全体として上値の重い展開か。中国の政策に対する期待は続いているものの、米景気の先行き不安がマイナス材料となりそうだ。また、このところの上昇基調で売り圧力も意識される状況だ。なお、あす8日は、中国で今年2月の貿易統計が公表される予定。2018年の米貿易赤字が過去最大を記録しただけに、内容を見極めたいとする姿勢が買い手控えにつながる可能性もあろう。


内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。

関連ニュース同じカテゴリーのニュース