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2019/02/28 09:11

方向感を欠く展開か、好悪材料が入り混じる 無料記事

◆28日の香港マーケットは、好悪材料が入り混じる中で方向感を欠く展開か。
 外部環境はやや不透明。昨夜の米株市場では、主要指標のNYダウが前日比0.3%安と続落する半面、ハイテク株比率の大きいナスダック指数は0.1%高と反発した。米中通商交渉の長期化が警戒される。ライトハイザー米通商代表部(USTR)代表は議会の公聴会で、「残された課題はあまりにも深刻。中国が米側の要求に応じるかどうかを判断するのは時期尚早」と述べた。市場に流れていた楽観論に釘を刺した格好だ。もっとも、米金融正常化ペースの鈍化期待は根強く、大きく売り込む動きはみられない。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長は前日に続き議会証言に臨み、「資産圧縮の停止が近い」と発言した。
 一方、27日の本土株市場では、主要指標の上海総合指数が0.4%高と反発。元高メリット銘柄に買いが集まり、相場を支えた。中国人民銀行(中央銀行)はこの日の朝方、対米ドルの人民元レートを7カ月ぶりの元高水準に設定。元高方向への設定は7営業日連続となっている。また、全国人民代表大会(全人代、国会に相当)の開幕を来週(3月5日)に控え、中国の景気テコ入れ策に対する期待感も続いた。ただ、戻り待ちの売り圧力が強まるなかで、指数はマイナス圏に沈む場面もみられている。上海総合は心理的節目の3000ポイントが意識されている状況だ(この日の高値は2997ポイント)。
 こうしたなか、本日の香港・本土マーケットは好悪材料が入り混じり方向感を欠く展開か。米金利の低下や人民元高の進行はプラス材料となるものの、米中協議が難航するとの見方が強まったことはマイナスだ。中国の指標発表も気がかり。本日は、取引開始前(日本時間10時ごろ)に2月の製造業PMI(国家統計局などが集計・発表)が公表される。直前の市場コンセンサス予想では、前月の49.5と同水準で着地する見通しだ。
 また、香港では企業業績の報告が続いている。本日は、銀河娯楽集団(27/HK)や澳門博彩HD(880/HK)などが期末決算、信和置業(83/HK)などが中間決算を明らかにする予定だ。


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