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2020/02/26 09:10

上値の重い展開か、新型ウイルスの世界的な感染拡大を警戒 無料記事

◆26日の香港マーケットは、新型ウイルスの世界的な感染拡大を警戒し上値の重い展開か。
 外部環境はネガティブ。昨夜の米株市場では、主要指標のNYダウが前日比3.2%安、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が2.8%安とそろって4日続落した。NYダウの下げ幅は2営業日で1911.05ドルとなり、2日間の下げ幅としては過去最大となる。新型コロナウイルスの感染が中国外にも広がり、景気下押し圧力が強まると不安視された。米疾病対策センター(CDC)は25日、米国内での感染拡大に備え、必要な措置を講じるよう提言。CDC傘下の国立予防接種・呼吸器疾患センター(NCIRD)所長は電話会見で、「市中感染は起きるか起きないかではなく、いつ起きるかだ。必ず起きる」と警告した。これより先、世界保健機構(WHO)は24日、「世界はパンデミック(世界的流行)への備えが必要」との見解を示している。米株市場の不安心理を表すVIX(20を超えると不安心理が高まった状態とされる通称「恐怖指数」)は、前日比で11.3%高の27.85ポイントと連日で大幅上昇。一時、18年12月以来の高水準に達した。
 一方、25日の本土株市場では、主要指標の上海総合指数が0.6%安と続落。戻り待ちの売りに押される。上海総合指数は足もとで急ピッチに上昇し、急落する春節(旧正月)連休前の水準を回復していた。サプライチェーンの分断も危ぐされる状況。中国発の新型コロナウイルスの感染は、イタリアや中東、韓国など世界各地に広がっている。ただ、中国の経済対策に対する期待感は根強く、指数は中盤から下げ幅を縮小させた(上海総合は一時2.9%安)。
 こうしたなか、本日の香港・本土マーケットは全体として上値の重い展開か。中国の経済対策に対する期待感は根強いものの、新型ウイルスの世界的まん延に対する警戒感が強まっている。香港の1月輸出が大幅に下振れるなど、実体経済の落ち込みも不安材料だ。


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