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2019/03/13 09:12

しっかりか、米金利低下が追い風に 無料記事

◆13日の香港マーケットは、米金利低下が好感される流れか。
 外部環境はそれほど悪くない。昨夜の米株市場では、主要指標のNYダウが前日比0.4%安と反落したが、ハイテク株比率の大きいナスダック指数は0.4%高、機関投資家がベンチマークとして重要視するS&P500指数も0.3%高とそろって続伸した。ボーイングの新型小型機が相次いで墜落事故を起こし、運航停止措置が各国に広がるなか、同社株が大幅続落しNYダウの重しとなっている。半面、2月の米物価指標が予想外に鈍化し、米連邦準備理事会(FRB)が利上げに動きにくくなったとの見方はプラス。金利安がメリットとなるハイテク株などに買いが広がった。米金融政策を巡っては、パウエルFRB議長が先ごろ米TV番組に出演し、「利上げを急がない」スタンスを示している。なお、英国の欧州連合(EU)離脱案については、英議会が否決したものの、株式相場への影響は限定的だった。
 一方、12日の本土株市場では、主要指標の上海総合指数が1.1%高と続伸。中国のハイテク重視スタンスが好感された。科学技術部の王志剛・部長は11日の記者会見で、中国の基礎研究分野への投資が米国などに比べてまだ少ない現状に言及。基礎研究力の強化を図る方針を強調した。これを受けて、ハイテク株の物色に拍車がかかっている。また、米中通商協議の進展も買い安心感を誘った。商務部は12日、「劉鶴・副首相は12日朝方に、ライトハイザー米通商代表部(USTR)代表やムニューシン米財務長官と電話で協議した」と発表している。
 こうしたなか、本日の香港・本土マーケットは全体としてしっかりとした展開か。主要指標は先週末に急落する前の水準を回復しつつあるため、戻り待ちの売り圧力は意識されそうだが、米金利高の警戒感後退がプラス材料だ。米物価の上昇鈍化を背景に、米10年債利回りは大きく低下。足元では2.6%となり、今年1月初めにつけた2.55%台に接近している。
 なお、中国平安保険(2318/HK)が昨日引け後に報告した18年通期決算は2割増益となり、市場予想を上回った。期末配当の増額も発表している。また、最大100億人民元のA株(601318/SH)自社株買い計画も明らかにした。


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