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2018/12/27 09:03

買い先行か、米株急反発が追い風に 無料記事

◆クリスマス連休明け27日の香港マーケットは、米株急反発が好感される展開か。
 外部環境はポジティブ。クリスマス休場明けとなった昨夜の米株市場では、主要指標のNYダウが前日比5.0%高、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が5.8%高とそろって5日ぶりに反発した。NYダウは1000米ドル超上昇し、1日の上げ幅としては過去最大を記録している。マスターカードの調査レポートで、年末商戦の小売売上高が過去6年で最高の伸びを示したことが判明し、米景気の底堅さが意識された。指数はこのところ急ピッチな下げが続いていただけに、買い戻しの動きに拍車がかかっている。
 一方、26日の本土市場では、主要指標の上海総合指数が0.3%安と続落し、約2カ月半ぶりの安値水準で終了。自律反発狙いの買いで朝方は小高く推移したものの、新規の取引材料に乏しい中で徐々に値を消した。世界的な株安や、中国景気の鈍化懸念が重しとなっている。
 こうしたなか、本日の香港マーケットは買い戻しの動きが先行しそうだ。昨夜の米株高や、原油上昇(WTI原油先物は8.7%高)が好感されよう。また、米中通商協議の進展期待もプラス。米メディアは26日、「ゲリッシュ通商代表部(USTR)次席代表が1月7日の週に北京訪問を計画している」と報じた。香港と同様に、本土マーケットもしっかりかとした展開となろう。


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