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2021/05/24 09:10

方向感を欠く展開か、好悪材料が入り混じる 無料記事

◆週明け24日の香港マーケットは、景気改善とインフレ高進の綱引きで方向感を欠く展開か。(亜州リサーチ編集部)
 外部環境には好悪材料が入り混じる。先週末の米株市場は、主要指標のNYダウが前日比0.4%高と続伸する一方、ハイテク株比率の大きいナスダック指数は0.5%安と反落した。欧米の景況感改善が支えとなる半面、インフレ懸念の高まりはマイナス材料となっている。IHSマークイットが21日公表した5月の米製造業景況感指数(PMI)は61.5となり、過去最高を記録。同月の英国PMIも過去最高となり、ユーロ圏PMIは約5年ぶりの高水準に達した。景気敏感株に買いが先行している。ただ、景気回復が進むことにより、物価が上昇(インフレ)するとの見方もあり、金利高の警戒感もくすぶる状況だ。ハイテクなど高PER(株価収益率)のグロース(成長)株は売りに押されている。
 一方、中国国内には目立った手がかりがない。主要な経済統計の公表もほぼ一巡し、全体相場を動かすほどの政策発表もみられない。
 なお、株価指数を算出するハンセン・インデックシズ(HSI)は21日引け後、四半期ごとに行っている指数構成銘柄の定期見直しの結果を発表。ハンセン指数の構成銘柄には、新規に充電池・自動車メーカーの比亜迪(BYD:1211/HK)、太陽光発電向けガラス基板メーカーの信義光能HD(シンイ・ソーラー・ホールディングス:968/HK)、不動産管理サービスの碧桂園服務HD(カントリー・ガーデン・サービシズ・ホールディングス:6098/HK)を組み入れる。除外銘柄はなかったため、構成銘柄は55→58に増加する運びだ(6月7日付で実施)。それにあわせ、指数ウエートも見直しされ、騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)とAIAグループ(1299/HK)のウエートを引き下げ、阿里巴巴集団HD(アリババ・グループ・ホールディング:9988/HK)と美団(メイトゥアン:3690/HK)のウエートが引き上げられる。
 こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体として方向感を欠く展開か。上述したように、欧米景気の改善はプラスだが、インフレ高進の警戒感はマイナスだ。香港市場では、指数入れ替えを材料にした値動きもみられよう。


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