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2021/02/26 09:08

上値の重い展開か、米金利高が逆風 無料記事

◆26日の香港マーケットは、米金利高を嫌気し上値の重い展開か。(亜州リサーチ編集部)
 外部環境はネガティブ。昨夜の米株市場では、主要指標のNYダウが前日比1.8%安と4日ぶりに反落し、ハイテク株比率の大きいナスダック指数も3.5%安と反落した。長期金利上昇が投資家心理を冷やす。米財務省が実施した7年債の入札が不調に終わり、米10年債利回りは一時1.61%と昨年2月以来の水準に上昇した。金利高による割高感が意識され、ハイテクなど高PER(株価収益率)のグロース株(成長株)に売りが膨らんでいる。米株市場の不安心理を表すVIX(20を超えると不安心理が高まった状態とされる通称「恐怖指数」)は、前日比で35.4%高の28.89ポイントに跳ね上がった。他方、米労働省が25日発表した新規失業保険申請件数(週間)は予想以上に前週から減少。労働環境の改善が見込まれたものの、好感する買いは限定された。
 一方、内部的には好悪材料が入り混じる。プラス材料としては、経済対策に対する期待感の高まりが挙げられる。中国で来週3月5日、国会に相当する全国人民代表委員会(全人代)が開幕するためだ。初日の開幕式では、李克強・首相が「政府活動報告」を読み上げ、2021年の政策方針などを明らかにする予定となっている。半面、金利動向の不透明感は続く。人民元建て上海銀行間取引金利(SHIBOR)の翌日物は依然として高止まりし、1年物など期間の長い物も上昇基調が継続している。また、明後日28日に、今年2月の中国製造業PMI(国家統計局などが集計)が公表されることも気がかり。事前の市場コンセンサスでは、前月の51.3から51.1にやや低下する見通しだ。
 こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体として上値の重い展開か。中国の経済対策に対する期待感は根強いものの、内外の金利動向が不安材料となる。また、中国PMIを見極めたいとするスタンスが強まれば、買い手控え要因ともなろう。
 なお、オンラインゲーム中国大手の網易(ネットイース:9999/HK)は昨日に通期決算を報告。前年比で43%減益だった。


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