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2021/02/25 09:15

自律反発狙いで買い先行か、米株高が支えに 無料記事

◆25日の香港マーケットは、米株高をきっかけに自律反発狙いの買いが先行する流れか。(亜州リサーチ編集部)
 外部環境は良好。昨夜の米株市場では、主要指標のNYダウが前日比1.4%高と3日続伸し、1週ぶりに史上最高値を更新した。ハイテク株比率の大きいナスダック指数は1.0%高と3日ぶりに反発している。米金融緩和の長期化と経済活動の正常化が期待される中で、投資家のリスク選好スタンスが高まった。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は24日、「物価目標の達成には3年以上かかる」と下院金融サービス委員会で証言。量的金融緩和策の長期化が改めて示唆された。また、ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)が開発中の新型コロナウイルスワクチンに関しては、米食品医薬品局(FDA)が「一回の接種でも高い効果がある」と判断。関係者の話によれば、早ければ今週中にも緊急承認される見通しだ。新規のコロナ感染者が減少傾向をたどっていることもあり、経済活動の正常化が早まるとの見方が広がっている。米10年債利回りが約1年ぶりの高水準に達したことを嫌気し、一部のハイテク銘柄は売りに押されたが、全体相場を冷やすほどではなかった。
 一方、内部的にはネガティブ材料が浮上。香港の陳茂波(ポール・チャン)財政長官は24日の次年度(2021/22年)予算案演説で、証券取引印紙税の税率引き上げを発表した。マーケット参加者の投資意欲が減退すると懸念され、香港市場では各指数が急落。本土市場にも売りが波及した。また、中国本土・香港間の相互取引スキームを通じた24日の売買では、本土投資家による香港株の売り越し額が過去最大を更新している(売り越しに転じたのは約2カ月ぶり)。
 こうした中、本日の香港・本土マーケットは前日の急落を受け、いったん買い戻しの動きがみられよう。昨夜の米株高や、原油上昇(WTI原油先物は2.5%高と急反発、一時昨年1月以来の高値)も追い風だ。また、前日は「証券取引印紙税の税率引き上げ」がサプライズとなって注目を集めたが、同時に発表された香港の経済対策にも改めて関心が向かおう。次年度予算案では、総額812億香港ドル(約1兆1000億円)規模の景気対策が盛り込まれている。
 なお本日は、銀河娯楽集団(27/HK)や網易(9999/HK)、百威亜太HD(1876/HK)などが期末決算を公表する。業績動向にも注視したい。


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