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2021/03/10 08:56

米ハイテク株高好感で買い先行か、中国物価統計は波乱要因にも 無料記事

◆10日の香港マーケットは、米ハイテク株高を追い風に買い先行しそうだが、中国物価統計の内容によっては乱高下する可能性もあろう。(亜州リサーチ編集部)
 外部環境は安定的。昨夜の米株市場では、主要指標のNYダウが前日比0.1%高と小幅ながら3日続伸し、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が3.7%高と急反発した。米金利の上昇一服を受け、割高感が意識され売り込まれていたハイテクなど高PER(株価収益率)のグロース株(成長株)に買い戻しが加速している。米債券市場では、前日に一時1.61%台をつけていた10年債利回りが1.52%台に急低下。市場では「このところの金利急上昇は行き過ぎ」との見方も流れている。経済回復の期待も一段と高まる状況だ。経済協力開発機構(OECD)は9日、最新の経済見通しで、2021年の世界成長率見通しを従来の4.2%から5.6%に上方修正。21年半ばには、新型コロナウイルス流行前の水準を回復すると予測した。
 一方、中国国内には不安材料がある。中でも、取引時間中(日本時間10時半ごろ)に公表される2月の物価統計が気がかりだ。企業活動の目安となる生産者物価指数(PPI)については、前月のプラス0.3%からプラス1.5%に加速する見込み。経済正常化の期待はあるものの、急ピッチに上昇した場合、インフレ懸念が高まる恐れもある。
 こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体として底堅い展開か。米ハイテク株高が投資家心理を上向かせよう。ただ、上述したように、中国の物価統計には注意したい。過度なインフレ懸念は、金利の先高観につながるためだ。


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