2021/05/21 08:59
しっかりか、米ハイテク株高が追い風に
◆21日の香港マーケットは、米ハイテク株高を手がかりにしっかりとした展開か。(亜州リサーチ編集部)
外部環境は安定しつつある。昨夜の米株市場は、主要指標のNYダウが前日比0.6%高、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が1.8%高とそろって4日ぶりに反発した。前日に急落した仮想通貨が持ち直し、マーケット混乱の不安が薄らいでいる。雇用関連指標の改善も相場を後押しした。米労働省が20日発表した新規失業保険申請件数(週間)は、予想以上に前週から減少し、新型コロナウイルス感染が拡大した2020年3月中旬以来の低水準を更新している。雇用情勢が安定しているとの見方が強まり、早期の経済回復も期待された。そうした中でも、米10年債利回りは1.62%台に急低下。金利安を追い風に、ハイテクなど高PER(株価収益率)のグロース(成長)株が大きく買われた。
一方、中国国内には目立った手がかりがない。主要経済指標の発表も一巡した。これまでに公表された各種統計は事前予想を下回るものが多かったものの、景気不安につながるほどではない。新型コロナウイルス感染症ワクチン接種が進む中、経済活動正常化の期待も高まる状況だ。
なお、インターネットサービス中国最大手の騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)が昨日引け後に1〜3月期決算を報告。売上高は市場予想を上回ったものの、特殊要因を除いた調整後純利益は予想をやや下振れた。
こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体としてしっかりと展開か。上述したように、米ハイテク株高が好感されそうだ。また。決算発表したテンセントの株価動向にも注目したい。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
外部環境は安定しつつある。昨夜の米株市場は、主要指標のNYダウが前日比0.6%高、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が1.8%高とそろって4日ぶりに反発した。前日に急落した仮想通貨が持ち直し、マーケット混乱の不安が薄らいでいる。雇用関連指標の改善も相場を後押しした。米労働省が20日発表した新規失業保険申請件数(週間)は、予想以上に前週から減少し、新型コロナウイルス感染が拡大した2020年3月中旬以来の低水準を更新している。雇用情勢が安定しているとの見方が強まり、早期の経済回復も期待された。そうした中でも、米10年債利回りは1.62%台に急低下。金利安を追い風に、ハイテクなど高PER(株価収益率)のグロース(成長)株が大きく買われた。
一方、中国国内には目立った手がかりがない。主要経済指標の発表も一巡した。これまでに公表された各種統計は事前予想を下回るものが多かったものの、景気不安につながるほどではない。新型コロナウイルス感染症ワクチン接種が進む中、経済活動正常化の期待も高まる状況だ。
なお、インターネットサービス中国最大手の騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)が昨日引け後に1〜3月期決算を報告。売上高は市場予想を上回ったものの、特殊要因を除いた調整後純利益は予想をやや下振れた。
こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体としてしっかりと展開か。上述したように、米ハイテク株高が好感されそうだ。また。決算発表したテンセントの株価動向にも注目したい。
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