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2021/04/07 08:56

買い先行か、世界景気の回復期待が支えに 無料記事

◆休場明け7日の香港マーケットは、世界景気の回復期待で買われる展開か。(亜州リサーチ編集部)
 香港休場中(2〜6日)の外部環境は良好。米労働省が2日公表した3月の米雇用統計では、非農業部門の雇用者数が予想を上回り、昨年8月以来の大幅な増加となった。米サプライマネジメント協会(ISM)が5日報告した3月の非製造業景況感指数は63.7となり、統計開始以来の高水準を記録している。また、国際通貨基金(IMF)は6日発表した世界経済見通し(WEO)で、世界の成長率予想を5.5%→6.0%に再度上方修正。なかでも、米国の見通しが急回復した。昨夜の米株市場は、主要指標のNYダウが前日比0.3%安と3日ぶりに反落したが、5日の相場では史上最高値を更新している。
 内部環境も悪くない。6日に発表された3月の財新中国サービス業PMI(民間集計)は54.3となり、予想以上に前月から改善した。先行して発表された同月の財新製造業PMIが下振れしていただけに、景気回復遅れの懸念がやや薄らいでいる。
 こうした中、本日の香港マーケットは連休中の米株高を材料に買いが先行する展開となろう。世界的な景気回復期待が支えだ。本土マーケット連休明け6日の取引で小反落しているが、香港株高に連れて上昇する可能性もあろう。


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