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2020/12/11 09:10

下値の堅い展開か、原油や非鉄の市況高が支え 無料記事

◆11日の香港マーケットは、原油や非鉄の上昇が相場を支える展開となろう。(亜州リサーチ編集部)
 外部環境は中立。昨夜の米株市場では、主要指標のNYダウが前日比0.2%安と続落する半面、ハイテク株比率の大きいナスダック指数は0.5%高と反発した。好悪材料が入り混じる。まず、雇用情勢の悪化がマイナス材料だ。米労働省が10日発表した新規失業保険申請件数(週間)は、前週から予想以上に増加。新型コロナウイルス感染再拡大による各種制限措置の強化で、経済活動が鈍化していると危惧された。追加経済対策を巡る与野党協議に関しては、ムニューシン米財務長官と野党・民主党のペロシ米下院議長が10日、超党派グループが提示した法案の協議は大きく進展している――との認識をそれぞれ示したものの、成立までには時間がかかるとの見方が優勢となっている。他方、原油高(WTI原油先物は2.8%高と反発し、約9カ月ぶりの高値)はプラス。エネルギー関連の銘柄が物色された。また、米10年債利回りの低下を好感し、高PER(株価収益率)のハイテク株も買われている。
 一方、10日の本土株市場は、主要指標の上海総合指数が0.04%高と小幅ながら4日ぶりに反発。自律反発狙いの買いが優勢だった。上海総合指数は前日まで急ピッチに下落し、足元では約2週ぶりの安値水準に落ち込んでいる。ただ、指数は安く推移する場面もみられた。米政権が相次ぎ対中制裁を打ち出す中、米中対立が長期化するとの懸念が重しとなっている。
 中国外交部は10日午後の記者会見で、米政権が香港立法会(議会)民主派議員の資格剥奪に絡み、全国人民代表大会(全人代、国会に相当)常務委員会の幹部14人(いずれも副委員長)に制裁を加えたことに関し、米関係者に対等の制裁を実施すると発表した。
 こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体として下値の堅い展開か。米中対立の警戒感は続いているが、原油や商品の市況高が追い風となろう。ロンドン金属市場(LME)では昨夜、アルミや銅など主要商品が軒並み上昇している。


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