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2018/07/26 08:48

買い先行か、内外に好材料 無料記事

◆26日の香港マーケットは、内外の好材料で買われる展開か。
 外部環境はポジティブ。昨夜の米株市場では、主要指標のNYダウが前日比0.7%高と続伸し、ハイテク株比率の大きいナスダック指数は1.2%高と反発した。ナスダック指数は史上最高値を更新している。米欧貿易摩擦の警戒感が後退。トランプ米大統領と欧州連合(EU)のユンケル欧州委員長は25日に会談し、貿易戦争を回避することで合意した。会談後の共同声明によれば、EUが米国産の大豆や液化天然ガス(LNG)の輸入を拡大し、双方が工業製品の関税を引き下げるとしている。また、米主要企業の決算発表がピークを迎えるなか、予想を上回る業績報告が相次いでいることも投資家の買い安心感につながった。
 中国国内の環境も悪くない。25日の本土株市場では、主要指標の上海総合指数が0.1%安と4日ぶりに反落したが、大きく売り込む動きとはならず、プラス圏で推移する場面もあった。指数は直近の上昇ピッチが速かったため、いったん利益を確定する動きが優勢となっている。主要企業の決算発表が進むなか、業績に対する期待感は持続。また、当局が財政政策をより積極化し、金融緩和のスタンスをとる方針を示していることも引き続き相場の下支え要因として意識された。
 こうした内外環境の下、本日の香港マーケットは全体として堅調な値動きが続きそうだ。米株高や原油上昇(WTI原油先物は1.1%高と続伸)、中国の政策や企業業績に対する期待感などが相場の追い風だ。
 本土マーケットもしっかりか。香港と同様に、内外の好材料が相場を後押ししそうだ。人民元相場が落ち着いていることも、プラス材料としてみられよう。


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