/ 詳細
検索 (期間指定)
期間
亜州リサーチFacebook公式ページ 亜州リサーチYoutube公式チャンネル

2020/07/10 09:06

相場の先高観で底堅く推移か、本土株動向によっては売り加速も 無料記事

◆10日の香港マーケットは、相場の先高観で底堅く推移しそうだが、本土株動向によっては売りが広がる恐れもあろう。
 外部環境はやや不透明だ。昨夜の米株市場はまちまちの展開。主要指標のNYダウが前日比1.3%安と反落する一方、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が0.5%高と続伸し連日で最高値を更新した。新型コロナウイルス感染の再拡大で、経済回復が遅れると懸念されるなか、景気敏感株に売りが広がっている。携帯電話の位置情報で個人の動向を分析するウナキャストによれば、早い段階で経済再開したアリゾナやテキサス、フロリダなど各州では小売店の客足が他の州より落ち込んだ。米国内の1日あたり感染者数は8日、過去最多を記録している。他方、コロナ禍にあっても業績が悪化しにくいとの見方で、ネット通販のアマゾンや動画配信のネットフリックス、スマートフォンのアップルなどは上場来高値を連日で更新。中国Eコマース最大手の阿里巴巴集団HD(アリババ・グループ・ホールディング:9988/HK)が米上場するADRも、前日に付けた最高値を塗り替えている。
 一方、9日の本土株市場では、主要指標の上海総合指数が1.4%高と8日続伸。約2年5カ月ぶりの高値水準を切り上げている。直近の上昇ピッチが急だったこともあり、戻り待ちの売り圧力は意識されたものの、相場の先高観が勝った。中国政府系メディアが株高を支持する論陣を張ったことや、証券口座の開設数が急増していることなどが引き続き材料視されている。指数は朝方に弱含む場面がみられたが、徐々に上げ幅を広げた。
 こうしたなか、本日の香港・本土マーケットは全体として底堅く推移か。通貨高や売買代金の増加などを背景に、相場の先高観が強まっている。ただ今月に入り本土株はほぼ一本調子で上昇していることもり、相場の過熱感も意識される状況だ。本土株が下げに転じた場合、香港株にも売りが波及する恐れもあるので注意したい。


内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。

関連ニュース同じカテゴリーのニュース