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2020/12/03 09:16

下値の固い展開か、中国景気の持ち直しに期待感 無料記事

◆3日の香港マーケットは、中国景気の持ち直し期待で下値の固い展開か。(亜州リサーチ編集部)
 外部環境は中立。昨夜の米株市場では、主要指標のNYダウが前日比0.2%高と続伸する半面、ハイテク株比率の大きいナスダック指数は0.1%安と反落した。好悪材料が入り混じる中で売り買いが交錯する。米追加経済対策の協議に関し、進展の兆しが見られたことがプラス。民主・共和両党の超党派が発表した景気刺激策について、民主党指導部は支持すると表明した。民主党のペロシ下院議長は2日、共和党のマコネル院内総務に超党派の提案を「たたき台」として議論を進めるよう要請したと伝わっている。また、新型コロナウイルスを巡っては、英政府が2日、米ファイザーと独バイオNテックが共同開発したワクチンの使用を承認したと発表。米国でも近く承認されると期待された。半面、足元の景気不安はくすぶる。11月のADP全米雇用リポートでは、(政府部門を除く)非農業部門の雇用者数が予想を下回った。
 一方、2日の本土株市場は、主要指標の上海総合指数が0.1%安と小反落。売り圧力が意識された。前日の上海総合指数は大幅上昇し、約2年10カ月ぶりの高値水準を回復していた。米中対立の警戒感もくすぶる。バイデン次期米大統領は対中関税の第1弾を直ちに廃止するつもりはないと述べた――などと報じられた。もっとも、下値は限定的。中国の11月製造業PMI上振れを引き続き手がかりに、指数はプラス圏で推移する場面もみられている。
 こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体として下値の固い展開か。米ハイテク株安は重しとなるものの、中国景気の持ち直しを背景に相場の先高観も根強い状況だ。また、通貨高のプラス面がクローズアップされる可能性もあろう。対米ドルのオフショア人民元は足元で、およそ2年5カ月ぶりの元高水準で推移している。


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