/ 詳細
検索 (期間指定)
期間
亜州リサーチFacebook公式ページ 亜州リサーチYoutube公式チャンネル

2018/07/23 08:37

上値の重い展開か、米中貿易摩擦に警戒感 無料記事

◆週明け23日の香港マーケットは、米中貿易摩擦の警戒感が重しとなる流れか。
 外部環境はやや不透明。先週末の米株市場では、主要指標のNYダウが前日比0.03%安と小幅ながら続落し、ハイテク株比率の大きいナスダック指数は0.07%安と3日続落した。米企業業績に対する期待感は根強いものの、米中貿易摩擦の警戒感が相場の重しとなっている。トランプ米大統領は20日、年5000億米ドル強に上る中国からの輸入品全てに関税を課す準備をしていると発言した。4〜6月期決算が予想を上回ったマイクロソフトが上場来高値を更新し、指数を支えたが、全体を押し上げるには至っていない。
 一方、中国国内の環境は改善しつつある。20日の本土株市場では、主要指標の上海総合指数が2.1%高と6日ぶりに反発した。人民元安の警戒感が薄らぎ、投資家に買い安心感が広がる。上海外国為替市場でこの日の朝方、人民元相場は約1年1カ月ぶりの元安水準に下落したものの、後場に入り、前日終値の水準まで戻している。「過度の元安を望まない」として、当局が為替介入(元買い=米ドル売り)に動いたとの観測も流れた。それに呼応する形で、指数も後場途中からプラスに転じている。また、中国は金融政策の舵を緩和方向に切った――との見方も市場で広がった。中国人民銀行(中央銀行)や中国銀行保険監督管理委員会の関係者はこのところ、緩和的な政策への移行を示唆している。新規貸出と債券投資を拡大するよう、人民銀が商業銀行に“窓口指導”したとも報じられた。
 こうした内外環境の下、本日の香港マーケットは全体として上値の重い展開か。人民元安の一服や、中国企業の決算期待など好材料はあるものの、米中貿易摩擦の警戒感がネガティブ材料として意識されそうだ。
 本土マーケットも神経質な値動きか。香港と同様に、米中貿易摩擦の激化が不安視されそうだ。


内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。

関連ニュース同じカテゴリーのニュース