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2018/07/06 08:50

神経質な値動きか、米中関税発動が気がかり 無料記事

◆6日の香港マーケットは、米中関税発動を気にしながら神経質な値動きか。
 外部環境はややポジティブだ。休場明けとなった昨夜の米株市場では、主要指標のNYダウが前日比0.8%高、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が1.1%高とそろって反発。米欧間の貿易摩擦に改善の兆しがみられた。駐ドイツ米大使が独自動車大手の幹部に対し、米国と欧州連合(EU)間の自動車関税をそれぞれゼロにすることを提案したと報じられている。それ以前には、トランプ米大統領がEUからの自動車輸入に追加関税を課す意向を示しており、EUは報復関税を検討するとしていた。また、中国の裁判所から一部製品の販売に仮差し止め命令をだされていた米半導体大手マイクロン・テクノロジーが5日、2018年6〜8月期の売上高に対する影響は1%程度にとどまると発表したこともプラス。同社株は反発し、半導体株全体に買いが波及した。
 ただ、米中間の関税応酬は気がかり。トランプ氏は5日、「中国が知的財産権を侵害しているとして340億米ドル相当の中国製品に25%の追加関税を課す」ことについて、予定通り6日午前零時1分(米東部時間、日本時間同日午後1時1分)に発動すると明言した。これに対して中国は、同規模の報復関税を課す方針。トランプ氏は、「中国の対応によってはさらに追加関税を課す」などとコメントしているだけに、成り行きが注視される状況だ。
 一方、中国国内の環境はネガティブ。5日の本土株市場では、主要指標の上海総合指数が0.9%安と続落し、約2年4カ月ぶりの安値を切り下げた。米中の貿易摩擦激化が警戒されるなか、「追加関税による悪影響で経済が停滞する」との不安がくすぶっている。
 こうした内外環境の下、本日の香港マーケットは全体として神経質な展開か。前述したように、米中の関税発動が不安材料となる。半面、「いったん悪材料の出尽くし」との見方が強まれば、買い戻しの動きが加速する可能性もあろう。
 本土マーケットは下値を固める展開か。米中の関税応酬は不安視されるものの、指数はこのところの急ピッチな下落で値ごろ感が強まっている。自律反発狙いの買いが入ることには期待したい。


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