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2021/02/22 09:11

しっかりか、世界経済の回復期待が支え 無料記事

◆週明け22日の香港マーケットは、世界景気の回復期待でしっかりとした展開か。(亜州リサーチ編集部)
 外部環境はやや落ち着きつつある。先週末の米株市場は、主要指標のNYダウがほぼ横ばいとなる中、ハイテク株比率の大きいナスダック指数は0.1%高と4日ぶりに反発した。米金利高は重しとなったが、米経済の早期回復期待が相場を支えている。米下院予算委員会は19日、バイデン米大統領が掲げる1兆9000億米ドル規模の追加経済対策案を取りまとめた。近く本会議に送付される。これより先、イエレン米財務長官は18日、雇用回復を後押しするためには、大型経済対策が必要だと強調している。非鉄相場高もプラス。ロンドン金属市場(LME)で銅先物が急伸した流れを継ぎ、NYでも銅先物が大幅続伸し、約9年5カ月ぶりの高値水準を回復した。世界的な経済回復が連想され、景気動向に敏感な素材セクターに買いが広がっている。ただ、米10年債利回りが約1年ぶりの水準に上昇していることは不安材料だ。高PER(株価収益率)のIT関連株などにとっては逆風となる。
 中国国内の環境も安定的。なかでも、短期金利が低下したことは安心材料だ。19日公表された人民元建て上海銀行間取引金利(SHIBOR)の翌日物は、前日の2.341%から1.886%に急低下した。一方、中国人民銀行(中央銀行)は20日、銀行貸し出しの新たな指標となる最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」の1年物を3.85%に据え置いた。据え置きは10カ月連続。事前に予想されていたこともあり、相場に与える影響は中立と言える。
 こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体として底堅く推移しそうだ。中国や米国の金利動向は気がかり材料としてくすぶるものの、上述したように、世界経済の回復期待が投資家心理を上向かせよう。また、中国では来週3月5日、全国人民代表大会(全人代、国会に相当)が開幕する。経済政策に対する期待感も高まろう。


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