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2020/12/17 08:51

しっかりか、米緩和の長期化観測と中国の政策期待が支えに 無料記事

◆17日の香港マーケットは、米金融緩和の長期化観測と中国の政策期待でしっかりとした展開か。(亜州リサーチ編集部)
 外部環境は悪くない。昨夜の米株市場では、主要指標のNYダウが前日比0.2%安と反落したものの、ハイテク株比率の大きいナスダック指数は0.5%高と3日続伸し、前日に続き史上最高値を更新した。機関投資家がベンチマークとして重要視するS&P500指数も0.2%高と続伸し、今月8日につけた最高値に接近している。11月の米小売売上高が予想以上に減少したことはマイナスだが、量的緩和策の長期化観測が全体相場を支えた。16日まで開かれていた米連邦公開市場委員会(FOMC)では、予想通り政策金利の据え置きを決定。そのうえで、雇用とインフレの目標に向けた進展が顕著になるまで、大規模緩和を続けると表明した。また、追加経済対策を巡る与野党協議に関し、「近く合意する」との観測が流れたことも材料視されている。
 一方、16日の本土株市場は、主要指標の上海総合指数が0.01%安と小幅に続落。対中制裁の余波により、資金流出が加速すると不安視された。指数算出会社のMSCIは15日、米国防総省が中国人民解放軍が所有、または支配していると見なされる中国企業のリストを更新したことに絡み、一部株価指数の組み入れ銘柄から中国企業株10銘柄を除外すると発表。これまでにFTSEラッセル、S&Pダウ・ジョーンズ、ナスダックが同様の措置を明らかにしている。ただ、下値は限定的。中国共産党・政府が今週、翌年の経済政策の基本方針を決める「中央経済工作会議」を開催する見通し――と伝わる中、政策で恩恵を受けやすい銘柄が物色された。来年から始まる第14次5カ年計画(2021〜25年)では、内需の掘り起こしが重要テーマとなる見込みだ。
 こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体としてしっかりとした展開か。米金融緩和策の長期化観測や、中国の政策に対する期待感が支えとなりそうだ。


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