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2021/03/19 09:13

売り先行か、米ハイテク株安が逆風に 無料記事

◆19日の香港マーケットは、米ハイテク株安を嫌気した売りが先行する展開か。(亜州リサーチ編集部)
 外部環境はネガティブ。昨夜の米株市場は、主要指標のNYダウが前日比0.5%安と反落し、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が3.0%安と4日ぶりに急反落した。米10年債利回りが再び急上昇し(約1年2カ月ぶりの高水準)、ハイテクなど高PER(株価収益率)銘柄の割高感が意識される。前日まで開いていた米連邦公開市場委員会(FOMC)では、現行のゼロ金利政策を少なくとも2023年末まで維持することが示されたものの、金利高の圧力は弱まっていない。市場では、緩和的な金融と積極的な財政の政策により、インフレが進むとの見方が広がっている。また、欧州で新型コロナウイルス感染が再流行していることや、米新規失業保険申請件数が予想外に増加したことも投資家心理の重しとなった。
 一方、内部的には相場を動かす材料に乏しい状況が続く。中国では全国人民代表大会(全人代、国会に相当)が先ごろ閉幕し、月次の重要経済統計の公表も一巡した。中国・香港では主要企業の決算報告が本格化しつつあり、業績動向を見極めたいとするスタンスが強まっている。
 米中会談の警戒感も続く。米中の外交トップは18日午後(日本時間19日午前)に始まり、19日まで2日間の日程で開かれる。中国側は対中強硬路線の見直しを求める構えだが、これまでの報道では難航が予想されている。
 こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体として苦戦を強いられそうだ。上述したように、米ハイテク株安がマイナス材料だ。また、米中会談の成り行きも気がかり材料となる。主要企業の決算報告が進む中、目先はやはり、業績動向をにらみながらの物色か。本日は、香港中華煤気(3/HK)や統一企業中国HD(220/HK)、恒安国際集団(1044/HK)、国薬HD(1099/HK)、紫金鉱業集団(2899/HK)、招商銀行(3968/HK)などが期末決算を発表する。


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