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2021/03/08 09:02

買い先行か、内外環境が改善 無料記事

◆週明け8日の香港マーケットは、内外環境の改善で買われる展開か。(亜州リサーチ編集部)
 外部環境は安定しつつある。先週末の米株市場では、主要指標のNYダウが前日比1.9%高、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が1.6%高とそろって4日ぶりに反発した。米労働市場の回復期待が高まる。この日公表された2月の米雇用統計では、非農業部門の雇用者数が予想以上に拡大した。新型コロナウイルスの新規感染者数は縮小傾向にあり、コロナワクチンの接種も進んでいる。市場で「雇用情勢はさらに改善する」との楽観が広がった。ただ、高PER(株価収益率)のグロース株(成長株)売りで指数は安く推移する場面もみられている。米10年債利回りは一時、昨年2月以来の1.62%台に達した(引けでは1.56%台)。
 中国国内にも好材料がある。なかでも、貿易統計の上振れがプラスだ。中国海関総署(税関)が7日公表した2021年1〜2月の輸出入統計では、人民元建て輸出が前年同月比50.1%増となり、事前予想(27.3%増)を上回っている。大幅な伸びはコロナ禍の反動に加え、欧米の生産・消費回復が中国製品への需要を増加させた格好だ。輸入も14.5%増に上向いた。
 また、中国で5日開幕した全国人民代表大会(全人代、国会に相当)で、李克強・首相が読み上げた「政府活動報告」も好材料と言えよう。政府活動報告では、内需や投資の拡大、減税など各種政策が示される一方、「金融引き締め」を示唆する内容は含まれていなかった。なお、全人代は11日まで開催される。
 こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体としてしっかりとした展開か。内外の金利動向は気がかり材料となるものの、先週末の米株高や中国指標上振れが投資家心理を上向かせそうだ。中国の経済対策も改めて材料視されよう。


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