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2021/05/05 08:59

神経質な値動きか、本土マーケット再開を前に様子見も 無料記事

◆5日の香港マーケットは、中国本土市場の再開をにらみながら神経質な値動きか。(亜州リサーチ編集部)
 外部環境には好悪材料が入り混じる。昨夜の米株市場は、主要指標のNYダウが前日比0.1%高と続伸する半面、ハイテク株比率の大きいナスダック指数は1.9%安と3日続落した。経済活動正常化が早まるとの見方はプラスとなるものの、金利上昇の警戒感が投資家心理の重しとなっている。バイデン米大統領は4日、7月4日の独立記念日までに、成人の70%が新型コロナウイルスワクチンを最低1回接種するとの目標を新たに発表した。いくつかの州で行動制限の解除が徐々に始まるほか、ニューヨーク地下鉄が5月中にも24時間運行を再開する予定とも伝えられている。他方、イエレン米財務長官は「経済の過熱を防ぐため、金利上昇が必要となる」と発言。金利高は株価の割高感につながるとして、ハイテクなど高PER(株価収益率)のグロース(成長)株が大幅に下落している。
 一方、中国本土はメーデーの大型連休(1〜5日)ということもあり、重要な政策発表や企業ニュースに乏しい状況。中国・香港間の相互取引スキームを通じた売買も一時停止となり、本土マネーの流出入もストップしている。
 こうした中、本日の香港マーケットは全体として神経質な値動きか。あす6日に本土株マーケットが取引を再開するのを前に、積極的な売買が手控えられそうだ。


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