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2021/05/31 08:54

神経質な値動きか、中国PMIが気がかり 無料記事

◆週明け31日の香港マーケットは、中国PMIをにらみながら神経質な値動きか。(亜州リサーチ編集部)
 外部環境は安定的。先週末の米株市場は、主要指標のNYダウが前日比0.2%高と3日続伸し、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が0.1%高と反発した。NYダウは史上最高値更新が視野に入っている。企業決算の好調が相場を支えた。顧客情報管理(CRM)大手のセールスフォース・ドットコムが公表した1〜3月期決算は予想を上回り、通期見通しも上方修正された。同社株は5.4%高と上昇し、NYダウを押し上げている。また、新型コロナウイルスのワクチン普及により、経済活動の正常化が早まるとの見方も改めて強まる状況だ。ただ、全体としては上値が重い。米市場は週明け31日がメモリアルデーの祝日で休場となることもあり、積極的な売買が手控えられた。
 一方、中国本土では、本日朝方(日本時間10時ごろ)、今年5月の中国製造業PMI(国家統計局などが集計)が公表される。事前の市場コンセンサス予想では、前月の51.1と同水準で着地する見込みだ。
 こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体として神経質な値動きか。先週末の米株高や、米中のコロナワクチン普及など好材料はあるものの、上述したように中国PMIの内容が気がかりとなろう。


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