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2021/05/14 09:07

指標発表前に方向感を欠く展開か、赤字決算アリババの株価動向を注視 無料記事

◆14日の香港マーケットは、中国指標の発表を前に方向感を欠く展開か。(亜州リサーチ編集部)
 外部環境は落ち着きつつある。昨夜の米株市場は、主要指標のNYダウが前日比1.3%高、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が0.7%高とそろって4日ぶりに反発した。労働指標の改善と長期金利の上昇一服が買い安心感につながる。米労働省が13日発表した新規失業保険申請件数(週間)は、予想以上に前週から減少し、新型コロナウイルス感染が拡大した2020年3月中旬以降で最低の水準となった。雇用情勢の安定で、経済回復も早まると期待されている。また、インフレ加速を背景に高騰が続いていた米10年債利回りは、前日の1.69%台から1.65%台に急低下。「足もとのインフレはひとまず織り込んだ」との見方も広がり、金利先高観の警戒感もやや薄らいだ。
 一方、中国国内には気がかり材料がある。中国では週明け17日の取引時間中(日本時間11時ごろ)に、今年4月の各種経済統計(小売売上高や鉱工業生産など)が発表される予定。先行して発表された金融統計の下振れを受け、緩和縮小の警戒感が強まっただけに、市場の注目も強まりそうだ。
 こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体として方向感を欠く展開か。昨夜の米株高を好感した買いが先行しそうだが、中国指標の発表を前に上値も重そうだ。また、電子商取引(Eコマース)中国最大手、阿里巴巴集団HD(アリババ・グループ・ホールディング:9988/HK)の株価動向にも注目が集まろう。同社が昨日引け後に報告した1〜3月期決算は、最終損益が赤字に転落。四半期ベースで14年にNY上場して以来初めての赤字となった。これを嫌気し、米上場の同社ADRは6.3%安と急落している。


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